マンチェスター・シティやイングランド代表でプレーし、現在は解説者として活躍するマイカ・リチャーズが、古巣クラブにある選手の獲得を勧めている。
現在シティでは、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロとブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの二人が怪我で揃って離脱中のため前線が手薄となっている。実は、こういう事態に備えてシティは夏に新たなストライカーの獲得も検討したが、実現しなかったという。
そのためリチャーズは、古巣シティに現在無所属の元イングランド代表ストライカーの獲得を促している。その選手というのは、リチャーズと共にシティの下部組織で育ち、一時はリヴァプールで大活躍したダニエル・スタリッジ(31歳)である。
スタリッジは、2013/14シーズンにリヴァプールでFWルイス・スアレスと共に大活躍。リーグ戦21ゴールを決めて、あと一歩でプレミアリーグ制覇というところまでチームを導いた。だが、その後は出番が減り、2019年にトルコのトラブゾンスポルに加入するも、翌年3月に退団。そして賭博違反により4カ月の活動禁止処分を受けていた。
現在無所属のスタリッジについて、親友だというリチャーズは『BBC』の自身のコラムにこう綴った。「彼の次の所属先は、どこか海外のチームかもしれないが、彼を獲得しないなんてプレミアリーグのクラブはチャンスを見逃しているね。それはシティにも言えることだ。彼は怪我のアグエロとジェズスの代役に適しているはずだ。今のスタリッジはコンディションが万全じゃないかもしれないが、それでも彼はゴールを決めるだろうね。」
「技術面は申し分ないはずだ。彼は僕よりも1歳下だが、13歳でシティに加入すると、すぐに年上の僕らと一緒にプレーするようになった。彼は恵まれた才能を最大限に活かさなかったと指摘を受けることがあるが、それでもチェルシー時代にはプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップを制し、イングランド代表としてはワールドカップやユーロで得点しているんだ。」
「それにリヴァプールでもスアレスと共にゴールを量産した。だからキャリアを振り返ったとき、彼を失敗と呼べる人などいないはずだ。もちろん、まだキャリアを振り返るのは早すぎる。みんな彼の凄さを忘れてしまったようだが、まだまだ彼は実力を発揮できるはずだ。」
果たして、スタリッジが再びプレミアリーグの舞台に立つ日はくるのだろうか?
GOOOOOOOOAAAALLLLLLL!
DANIEL STURRIDGE! 🔥🔥 pic.twitter.com/LOdTy91hNm
— Liverpool FC (@LFC) September 26, 2018