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南野拓実にも実害? 謎が謎を呼ぶ、“プレミア流”のハンドの基準!?

Footmedia

2020/10/04 18:24

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先週末のプレミアリーグでは“ハンド”の判定が物議を醸しだした。その結果、ハンドの基準が緩まると英紙『The Telegraph』が報じている。

先週末、クリスタルパレス1-2エヴァートンの試合で至近距離からのヘディングがDFジョエル・ウォードの腕に当たってPKの判定となり議論を呼んだ。その翌日、トッテナム1-1ニューカッスルの試合では、95分に背を向けたエリック・ダイアーの腕にボールが当たり、それもハンドの判定となった。

問題は競技規則の解釈となっている。至近距離からのボールが腕に当たった場合、ハンドの反則になるのは「手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした」か「手や腕が肩の位置以上の高さにある」場合だけだ。

前述の2試合では「体を不自然に大きくした」が適用されたと考えられる。問題は「不自然に大きく」という言い回しが審判団の解釈次第となっていることだ。しかし先週末の“ハンドの嵐”でフットボール界から批判の声が殺到。英紙『The Telegraph』は「“不自然に大きく”する解釈についてもっと現実的になるように審判団は言い渡される」と報じた。

さらに『Sky Sports』によると、プレミアリーグの全クラブが出席した29日のオンライン定例会議で、クラブから審判団に対して「ハンドの解釈の見直し」を求める意見が正式に出されたという。それによりプレミアリーグも、競技規則に縛られずに柔軟に判断するよう審判団に伝えたそうだ。

これで、あまりにも“可哀そうなハンド”の判定は減るはずだ。しかし、今回の一連の騒動で少し見落とされている問題がある。それは規則の解釈の相違ではなく、規則自体が無視されたシーンである。競技規則には「偶発的であっても手や腕に触れた直後にゴール、または得点の機会を作り出す」場合はハンドの反則になると明確に記載されているのだ。

問題のシーンは2つある。1つ目はウェストブロム3-3チェルシーでの93分の同点ゴールだ。

チェルシーのタミー・エイブラハムが得点する前に、カイ・ハフェルツの腕に当たっているのだがハンドを取られなかった。これに関しては“ハンド”の後にウェストブロムの選手がクリアを試みており、その後でシュートが放たれてこぼれ球をエイブラハムが押し込んだ。そのためプレミアリーグが開幕前に発表したように「決定機の直前でなければハンドではない」が適用されたのだ。

ここでは「直前」の解釈の問題であり、完全には納得できないがハンドを取らなかったことも理解はできる。

最大の問題が起きたのは28日に行われたリヴァプール3-1アーセナルの一戦である。リヴァプールに新加入したFWディオゴ・ジョタが途中出場し、ホームデビュー戦でゴールを決めたのだ。だが、そのシーンを見てみると、ジョタが太腿でトラップした際にボールは腕にも当たっているのだ。その直後に右足を振り抜いてゴールを決めており、これは解釈の相違に関係なく、本来はハンドの反則になるべきだったのだ。

正直、あの3点目は試合結果にあまり関係なかったと思う。だからアーセナル・ファンが不満を主張しても負け惜しみにしか聞こえないだろう。しかし、日本のファンとしては黙っていられない。あのゴールで、ジョタは「いきなりゴール」と地元紙などで称えられたのだ。

少しポジションが違うとはいえ、これでジョタは南野拓実より優先して使われるはずだ。あの“偽物のゴール”は、そういった影響まで及ぼしそうだ。

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