ドルトムント上層部とルシアン ファヴレ監督は話し合う必要がありそうだ。
ファヴレ監督はこれまで補強方針についてコメントを控えていたが、『ビルト』が報じたところによれば、同監督はクラブ上層部に対して明確な要求をした模様。
「我々は2つのチームが作れるスカッドを必要としている。2つの本当のチームだ。しかし、我々はまだそれを持っていない」とコメントしたとされており、ファヴレ監督はバイエルンに対抗するため、トップチームに加えて完璧なBチームを望んでいるという。
ベリンガム、ヘイニエル、ムニエ、そして神童ムココを加えたドルトムントの今夏の補強はほぼ完了したと見られており、ファヴレ監督の発言はチームの今夏の補強に対する不満とも受け取られかねない。
さらに、ファヴレ監督は新シーズンは4バックに戻すことを計画している。
「私は4バックでプレーすることを好む。ほとんどのビッグクラブは4バックでプレーしている」とコメントしており、夏のプレシーズンでは4バックでのトレーニングを続けている。
だが、冬に獲得したエムレ ジャンがそうであるように、ドルトムントの現スカッドは3バックでプレーすることを前提として補強されており、3バックが最適なシステムだ。
Die Zahlen machen die BVB-Bosse stinkig – Warum probt Favre wieder die „Fehler-Kette"? https://t.co/RoInWJlduW #Sport #News
— BILD Sport (@BILD_Sport) August 27, 2020
ファヴレ監督の発言の裏には、20/21シーズンで満了となる契約が関係していると見られている。
リーグ優勝を成し遂げて初めて契約延長を期待できるものとなっているため、妥協はできないと考えているのだ。
ミヒャエル ツォルクSDは「コロナ危機のため、移籍市場の状況において希望的観測はない。何よりもクラブの経済状況から目を離さないようにしなければならない」とコメント。
さらに、「過密日程となるため、今後数ヶ月は我々にとって非常に厳しいものになるだろう。だからこそ、我々は新シーズンに向けて、チーム全体のポジションを調整している。我々は良いポジションにいると思うし、スカッドは十分であると思う。このチームをどうするかは、もちろん監督の責任だ。特にチャンピオンズリーグのグループステージがある数週間は、ローテーションが非常に重要になるだろう。我々はほぼ連続で3日に1試合のペースでプレーしなければならない」と、ファブレ監督に向けた発言とも取れるコメントを残している。
果たして、ドルトムントはさらなる補強に動くのだろうか?