今夏、移籍金ゼロでパリサンジェルマンからベルギー代表DFトーマス ムニエ(28歳)、2500万ユーロでバーミンガムからU-17イングランド代表MFジュード ベリンガム(17歳)を獲得したドルトムント。
ドルトムントではすでに人員整理が行われており、250万ユーロを支払うことで2021年までとなっていた元ドイル代表FWアンドレ シュールレとの契約を解除(シュールレは今シーズンいっぱいでの現役引退を発表)。
契約が19/20シーズンいっぱいまでとなっていたマリオ ゲッツェとは契約を延長しなかった。
さらにエメル トプラクは買い取りオプションによってブレーメンへ完全移籍することとなり、イェレミ トリアンは買い取り義務付きのレンタルで来シーズンもサッスオーロでプレーすることとなっている。
しかし、コロナ危機によって財政的にダメージを受けたドルトムントは、さらにスカッドをスリム化したいと考えており、ミヒャエル ツォルクSDもこれを認めている。
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— BILD Sport (@BILD_Sport) July 19, 2020
『ビルト』紙が、ドルトムントの放出リストをまとめている。
レオナルド バレルディ(21歳)
アルゼンチン代表DFバレルディが、放出リストのトップにいる。
2019年1月にボカから1550万ユーロの移籍金で獲得したバレルディだが、ファブレ監督の下ではリーグ戦で128分しかプレーしておらず、まったく役割を果たしていない。
7月21日、買い取りオプション付きのレンタルで、フランスのマルセイユに移籍することが決定。
フェリックス パスラック(21歳)
ホッフェンハイム(17/18)、ノリッジ(18/19)、フォルトゥナシッタート(19/20)でのレンタル生活を経て、ドルトムントから完全に放出される時が目前に迫っている。
ドルトムントとの契約は2021年までとなっており、セリエAのカリアリが関心を示していると報じられている。
ゼニス ブルニッチ(22歳)
ブンデス2部から降格したディナモドレスデンでレギュラーを務めたが、ドルトムントでは将来がない。
夏の移籍に向けて代理人を変更し、現在はモナコの新指揮官に就任したニコ コヴァチ監督の代理人を務めるアレン アウグスティンチッチ氏と契約をしている。
セルヒオ ゴメス(19歳)
攻撃のオールラウンダーとして、2018年1月にバルセロナのカンテラからドルトムントに移籍したトップタレントだったが、ファブレ監督の下では未来はない。
19/20シーズンはスペイン2部のウエスカにレンタル移籍し、レギュラーとして1部昇格に貢献した。
ウエスカへの完全移籍も考えられる。
ニコ シュルツ(27歳)
ドルトムントは昨夏、シュルツ獲得のためホッフェンハイムに2550万ユーロを支払った。
だが、19/20シーズンはリーグ戦の出場はわずか先発11試合にとどまった(スタメン出場は7試合のみ)。
『ビルト』紙の情報によれば、ドルトムントは適切なオファーがあればシュルツの放出を認める模様。
コロナ危機によって選手の市場価値が下がっていることから、レンタル移籍の可能性もあるようだ。
トーマス ディレイニー(28歳)
ドルトムントの守備的MFとしては、ヴィツェル、エムレ ジャン、新加入のベリンガムに次ぐ4番手だ。
適切なオファーが届けば、ディレイニーはドルトムントを去ることも可能となっている。
ドルトムントが望む移籍金は1500万ユーロ前後と見られている。