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— Ilkay Gündogan (@IlkayGuendogan) 2019年1月9日
今回はマンチェスターシティの中で発生している不思議な現象についてご紹介したい。
その現象とはマンチェスターシティの失点において、12月から現在に至るまで特に顕著に現れている。
マンチェスターシティは12月以降の8試合で12失点を喫しているのだ。プレミアリーグ開幕から11月末までは失点数たったの5点と堅実な守備が特徴ともされていたがここにきて崩される機会が増えている。
これはトップ6の中でもアーセナルに次ぐワースト2位。あんなにDF補強で騒がれているマンチェスターユナイテッドやアーセナルと12月以降は同レベルと言わざるを得ない。
シティは「1試合に1.5点のペース」で失点しているわけだが、特にクロスからの失点が50%と衝撃的な事実が発覚している。
【12/2 vs Bournemouth (Home)】これも
【12/15 vs Everton (Home)】これも
【12/27 vs Leicester (Away)】これもこれも 失点シーンは1:40〜です。
年の瀬に向かう中でクロスの失点が散見されている。
一体なぜなのか。その核心に迫った。
【サイドバックの脆さ】
マンチェスターシティの守備の不調はサイドバックに原因があると考察する。むしろここさえ修正できれば11月までのような鉄壁守備を披露できるだろう。
昨シーズンと比較して、サイドバックの位置関係においてバランスが悪いように感じられる。それはカイルウォーカーが高い位置を取っているからだと考える。これはより攻撃参加を行うため、特に今シーズンから加入したマフレズのサポートを意識したデザイン変更だろう。しかし、この高い位置取りが守備に遅れを取らせてしまう結果を招きかねない。また守備の軽率さも目立つ。クリスタルパレス戦で試合を決定づけたミリヴォイェヴィッチのPKはウォーカーのファールを取られたからだ。
エヴァートン戦やレスター戦でのクロスからの失点は、デルフの守備意識の甘さが出ていた。カルバート=ルーウィンをラポルトへスライドできなかったのはもってのほか、オルブライトンのマークを怠ったことの罪は大きい。デルフは元来はCMF。ペップが監督になっていこうサイドバックでの起用が続いているが、どうしても本職ではないジレンマが出てしまっているように見える。またファーストチョイスであるメンディーが戦線離脱しているためジンチェンコとデルフで左サイドをやりくりしなければならないが、ジンチェンコでは経験不足が否めないプレーも散見される。なんとかメンディー復帰まで持ちこたえなければならない。
マンチェスターシティの次節の対戦相手は対トップ6に好調のウルブス。ホームとはいえ一筋縄ではいかないチームである。リヴァプールとの直接対決を制し、勢いに乗りたいだけにどのような布陣でペップは挑むのか注目したい。