Shooty

全チームに警告する。決してデレアリにゴールを奪われるな。

footidiota

2018/12/27 08:15

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何故だろう、22歳とは思えない。
私はデレアリが好きだ。何故なら、彼が英国紳士とはかけ離れたズル賢さを持つ「狡猾的なイングランド人」だからである。これまでのイングランド人にはなかったタイプのプレーヤーであり、イングランドフットボール界に新たなページを切り開いた人間であると私には思えてならない。

毎週深夜に試合観戦を楽しんでいるわけだが、私は「デレアリがゴールした試合は負けない」と常々思っていた。先週行われたカラバオカップ準々決勝アーセナル戦、プレミアリーグ18節エヴァートン戦ではいずれもゴールを決め、アウェイながらも危なげなく勝利している。

果たして彼に関するこの説は本当に存在しているのだろうか。今回デレアリがトッテナムに加入しトップチーム入りした2015-2016シーズンから「ゴールした試合とその結果」を公式戦(プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カップ戦)より抽出し検証を行った。

結果的にアリがゴールを決めた試合は「93.5%の確率で負けない」また「78.3%の確率で勝利する」ことが判明した。かなりの高確率でトッテナムを勝利へ導いている非常に縁起のいいプレーヤーだ。さらに公式戦毎にカテゴライズするとおもしろい事実が明らかになった。

公式戦毎のデータによると、「プレミアリーグとCLとELではアリが得点すると負けることはなく、しかも84.2%の確率で勝利している」ということが分かった。しかし、唯一カップ戦においてはアリが得点しても敗北する試合が3試合あり、必ずしも負けないということはどうやら立証できないようだ。トッテナムファンにとっては、シーズンの大半を過ごすリーグ戦においてこうした良いデータがあるだけでも十分嬉しく思うことだろう。ぜひ彼の活躍ぶりをファン以外の方にも観てもらいたい。

私が仮定した「デレアリがゴールした試合は負けない説」は6.5%の敗戦確率が証明している通り、どうやら間違っているようだ。しかしカップ戦以外の公式戦では負けることはないという事実が判明し、その中においては仮説を立証できた。

いずれにしても、ゴールを決めたら93.5%の確率で負けないというには驚愕の数値であり、まったく放置しておけない恐ろしいプレーヤーであることを再確認させられた。むしろ相手チームもアリをきっちり無力化できれば問題ないと割り切ることができるのではないだろうか。

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