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ローマのジェコが考える“バルセロナを倒す唯一の方法”

イッセイ

2018/03/24 09:15

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欧州にかけるローマの挑戦

信じるものは救われる。あまりにも難解な敵を前にしたエディン・ジェコは、まさにそのような心中にあるのかもしれない。

セリエAでは29試合を終えた段階で18勝5分6敗の勝ち点59で3位につけるローマは、実質的な優勝争いには一歩及んでいないものの、チャンピオンズリーグの舞台においてはチェルシーやアトレティコ・マドリードといった強豪クラブを抑え、見事に首位でグループCを突破。決勝トーナメント1回戦で激突したウクライナの雄シャフタール・ドネツクにも辛勝を収めると、準々決勝で彼らの前に立ちはだかるのは同大会優勝候補のバルセロナだ。

リオネル・メッシを筆頭に異次元の豪華メンバーと安定感を誇るカタルーニャの名門との対戦を4月に控え、ジェコは準決勝進出が決して夢物語ではないことを強調している。『Novilist』が32歳ストライカーの言葉を伝えた。

「今年のバルセロナはクオーター・ファイナルどころではなく、チャンピオンズリーグ優勝の最有力候補といえるような存在だ。それを十分に踏まえた上で言わせてもらうけど、もしも僕らローマがもう一度チーム一丸となってプレイすることができれば、何かしらの素晴らしい結果をもたらすことが可能だと思うね。使い古された言葉かもしれないが、チャンピオンズリーグ制覇の資格はすべてのチームに平等にある。決してひとりのプレイヤーにのみ与えられるものではない」

続けてジェコはこれまでの奮闘と成果がすべてのチームメイトの賜物であることを力説した上で、強豪クラブへの勝利において欠かせない要素を挙げている。

「僕は今季、好調なパフォーマンスを披露できているこのチームを誇りに思っている。それに、ウクライナでの決闘でブルーノ・ペレスがゴールラインギリギリでボールをクリアできたことや、アリソンの素晴らしいセーブが無ければ、シャフタール・ドネツクを下してベスト16を突破することができなかった。これは絶対に忘れてはならない。しっかりとチームとしてプレイし、すべてのメンバーの重要性を認識することこそが、バルサのようなビッグクラブを倒す際に僕らができる唯一の方法なんだよ」

全世界が注目するイタリアの名門と世界屈指の人気クラブ、バルセロナの直接対決は、1stレグが4月4日に、続く2ndレグは4月10日に開催される予定となっている。果たしてローマは最強軍団に打ち勝つことができるだろうか。両チームの奮闘に期待したい。

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