Shooty

駅前ロータリーで日々磨くストリートサッカーの技

大沢正義

2018/03/23 12:00

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NEWS

1on1のストリートサッカー初の全国大会が4月1日に開催される。大会を前に注目選手へのインタビューを行う企画だが、今回紹介するのは昨年、ストリートサッカーの世界大会にも出場し、普段は埼玉県川口市の駅前ロータリーでひたすら技を磨いているという、コグロ タクト選手。

これまでも紹介したように、ストリートサッカーは大きく3つのタイプに分かれる。観るものをいかに魅了するかの勝負以外に、1on1、3on3のような対人プレーかつ、ゴールを奪うことを目的とするものがある。

そんなストリートサッカーを得意とするタクト選手はどんな想いで大会に臨むか、聞いた。

©️Shooty

「場をこなす」というイメージが大事

——ストリートサッカーを始めたきっかけは?

(タクト)ストリートサッカーを始めたのは高校に入ってからです。ただ小学生の頃からサッカーとフットサルをやっていました。とくに股抜きに熱中していた。サッカーというか、ただ足元でボールを扱うスタイルが好きというタイプでした。小学校のチームの指導者が現在一緒にやっている雨宮さんと知り合いで、高校生のときに知り合いました。

——普段はどのように練習している?

(タクト)じつはこうやってコートにくる以外に、普段は、夜、地元の駅のロータリーでボールをひたすら1人でいじっています。一般の方がたくさん通るので、たまに声をかけられたり入ってきたりする人がいますよ、ごくまれに。自分は練習しているんだけど、ちょっと勝負しようよって入ってくるお父さんとかいますよ。

——上達の秘訣は?

(タクト)自分が楽しいかどうかだと思っています。今一番楽しめるのはストリート。だからこうして日々少しずつでも上手くなれたらなって思います。

——大会の開催にあたって、どんな気持ち?

(タクト)自分がやってても楽しむこともちろん、見てて楽しんで欲しいので、しっかりと準備して出ます。自信はもちろんありますよ。そうじゃないと出ません。勝てるだけの準備をして出ますので、当然目標は優勝。

——大会を通じて今後どうなりたい?見てくれる人たちにメッセージを。

©️Shooty

(タクト)この前も世界大会で海外の選手と戦ってみて、やっぱり簡単にやるんですよね。自分がやろうとすると難しい事でも本当に簡単にやる。自分たちとの差を感じる。ひとりでただボールを扱っているだけでは限界がある、やっぱり対戦すること。場をこなすってイメージをもっているんですけど、1対1での勝負を通じて上達していくというか、経験を積むしかないのかなと。

そうやってまた、ひとりで練習してる時には、試合の事をイメージして、相手が来きたらどうやって抜こうか、この技が使えるかとか。あとはもっと上手くなりたいから、とにかく真似していく。インスタとかで動画をたくさん見て真似してます。

いまは海外の選手をおいかけて目標にしているけど、今後は自分が目標にされる選手になっていきたいです。ぜひ今回の大会にも、ひとりでも多く参加してもらって、ファンが増えたらいいなと思います。

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