オランダ・エールディヴィジの名門チームであるFCユトレヒトがある選手に獲得オファーを出したというニュースをご存知ですか?その選手とはベガルタ仙台所属の佐々木匠選手。
東京オリンピック世代でもある佐々木匠選手の魅力はなんなのでしょう?
『ベガルタの至宝』と呼ばれる
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佐々木匠選手は1998年生まれでベガルタ仙台所属のミッドフィルダー。小学生年代であるジュニアからベガルタ仙台に所属をし、ジュニアユース(中学生年代)、ユース(高校生年代)と昇り詰め、2016年にトップ昇格したベガルタ仙台の生え抜き選手です。
ユース所属時の2014年と2015年はトップチームへの出場が可能となる2種登録となり、2014年7月23日のベガルタ仙台対名古屋グランパス戦にてクラブ史上最年少となる16歳3ヶ月でトップチームのベンチ入りを果たしました。これらの経緯から佐々木選手は『ベガルタの至宝』と呼ばれ、サポーターから多くの期待を受けています。
オランダの名門から獲得オファーは海外研修がきっかけ?
そんな佐々木選手も含めたベガルタ仙台所属の若手6選手をベガルタ仙台は若手選手育成を目的とした海外研修を2016年12月上旬に実施しました。
佐々木選手はオランダ・エールディヴィジのFCユトレヒトへ参加し、研修終了後に獲得オファーを受けたようです。FCユトレヒトには過去に元日本代表の藤田俊哉氏やJ2・東京ヴェルディの高木善朗選手が所属したことのある名門チーム。
ヨーロッパへのステップアップリーグとしても位置付けられ、若手育成に評価の高いFCユトレヒトに佐々木選手のポテンシャルが評価されたようですが、良いと思った選手にすぐ働きかけるスピード感にも驚きます。
目標はイニエスタ?気になるプレースタイルは?
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身長166cmとJリーグの中でも小柄な佐々木選手の最大の魅力はその小柄さを活かしたドリブルです。ユース時代の監督からは「お前からドリブルを取れば、何が残るんだ。」と言われるほど、そのドリブルテクニックの評価は高いです。
本田圭佑選手や家長昭博選手のようにスッと背筋が伸び、顔がよく上っているプレー時の姿勢が良く、バイタルエリアなど敵の嫌がるスペースを見つける動きも得意としています。
トップ下からボランチまでミッドフィルダーのポジションはどこでもこなすことができ、憧れの選手にFCバルセロナのイニエスタ選手を挙げ、そのイニエスタ選手を彷彿とさせるプレーを見せます。
ドリブルとランニングで相手陣内をかき乱し、アシストなどでチャンスメイクをするプレースタイルといえます。
東京オリンピック世代でもある佐々木選手
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東京オリンピック世代でもある佐々木選手。これまでの世代別代表ではキャプテンを務めるなど中心選手として活躍をしてきました。
2016年は負傷した影響などもあり、U-19日本代表からは離れていた時期もありますが、海外から受けた評価をより自信としてオリンピック代表の中心選手となることにも期待をしたいですね。
プロフィール
佐々木 匠(ささき たくみ)選手
1998年3月30日生まれ
宮城県仙台市出身
ベガルタ仙台所属
MF/FW
166cm/59kg