今月22日に行われたヨーロッパリーグのグループステージ第1節で驚くべきスーパーゴールが生まれた。英紙『Daily Record』が伝えている。
そのゴールを決めたのはレンジャーズのFWキーマール・ルーフだ。同選手は、スタンダール戦の後半途中から出場すると、終了間際に自陣でボールを拾って敵に囲まれながらも体を張ってボールをキープ。その後、少し体勢を崩しながらも迫りくる敵を上手くかわすと、ハーフウェイライン付近から右足を振り抜いた。するとボールは、スタンダールのGKの頭上を越えて見事にゴールネットに突き刺さったのだ。
これだけでも凄いことなのだが、実はこの試合は後半から豪雨となってピッチは水浸しでドリブルさえままならないコンディションだったのだ。さらに50メートルのロングシュートというのは、ヨーロッパリーグ史上最長のゴールだという。
これにはレンジャーズを率いる元イングランド代表のスティーヴン・ジェラード監督も「あのゴールは天才のなせる業だ」と試合後に絶賛。「ワールドクラスだ。私は1998年からプロ選手としてプレーしてきたが、実際にこの目で見るゴールとしては過去最高だ。これ以上のゴールを見たことはないし、今後も見ることはないだろう。」
数々の名ゴールを生み出してきたジェラードにそう言わしめたルーフだが、本人は至って冷静で「良いゴールだったと思うけど、別にボーナスポイントやボーナスゴールを貰えるわけではないからね。ゴール前で押し込んだゴールと同じさ」と言い放ってみせたという……!
🗣️ Steven Gerrard: "I don't think I've seen a better goal and I don't think I will see a better goal."
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— Rangers Football Club (@RangersFC) October 22, 2020