2シーズン連続でレアル・マドリードからアーセナルにローン加入したスペイン代表MFダニ・セバージョス(24歳)は、東京五輪に出場するためにローン移籍を決めたようだ。英紙『Daily Mail』が伝えている。
セバージョスは、昨季アーセナルでシーズン途中に怪我で離脱することもあったが、後半戦は同胞のミケル・アルテタ監督の元で主軸に定着してFAカップ制覇に貢献した。そのため、シーズン後に一度はレアル・マドリードに復帰したものの、2季連続でローンに出ることを既に決心していたという。
今月の代表戦で記者会見に出席したセバージョスは「マドリーには、アルテタ監督が僕を望んでいると伝えた」と明かした。「マドリーには1カ月待つように言われたが、自分もアーセナルに戻りたいと告げた。僕はアーセナルでベストな調子を取り戻したのだからね。」
「それに来年はEUROやオリンピックがある。そのためにもクラブチームで重要な役割を担う必要があるんだ。僕はアルテタ監督の元で選手として、そして人として喜びを見つけた。選手にとってはそれが大切なんだ。」
「選手というのは、ピッチ内外で幸せならば自然と調子も良くなるものさ。僕はアーセナルで本当に幸せだった。選手として成長できると感じたのさ。だからもう1年、アーセナルでプレーしようと思った。」
1996年8月生まれのセバージョスは、来年の五輪サッカー競技の出場資格である「1997年1月1日以降に生まれた選手」ではないが、予選を兼ねていた昨年のU-21欧州選手権で10番を背負ってスペインの優勝に貢献しており、オーバーエイジ枠で五輪代表メンバーに選ばれる可能性は十分にある。
来年は、その五輪とEUROが開催される重要な年なので、セバージョスはレアル・マドリードでベンチを温めるよりもアーセナルで試合に出る道を選んだということだ。
💬 "I felt like I should be playing but I was wrong about that because I wasn't fit. The coach was really straight with me and said that if I got myself fit and kept working hard, I'd have a chance of getting back into the team."
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— Arsenal (@Arsenal) September 7, 2020