アーセナルを率いて初のフルシーズンを迎えたミケル・アルテタ監督にとって、最大の“壁”は堪能な語学にあるのかもしれない。OBが警鐘を鳴らしていると英紙『Metro』が伝えている。
3️⃣ points + 3️⃣ goals + 1️⃣ clean sheet = A happy manager
😄 @m8arteta #FULARS pic.twitter.com/GmX8s8wUdB
— Arsenal (@Arsenal) September 12, 2020
昨年12月にアーセナルの監督に就任して以降、低迷していたチームを再建しているアルテタ。今シーズンの開幕戦ではフルアムを3-0で一蹴して幸先良いスタートを切った。守備のテコ入れに成功しており、順調な滑り出しに思えるのだが、アーセナルで400試合以上に出場した元イングランド代表マーティン・キーオンの見解は少し違う。
キーオンが問題視するのはプレー面ではない。「アルテタは4~5か国語を操る。それが心配だ」とキーオンは英国放送局『BT Sport』に語った。「イングランド人選手からすると監督には英語で話して貰いたいものだ。(アーセン)ヴェンゲルは『言語は1つ、共通言語を使うこと』と定めた。」
スペイン出身のアルテタは、スペイン語のほかに英語を完璧に操る。さらにパリサンジェルマンに在籍していたこともありフランス語も堪能だ。それからポルトガル語やイタリア語も少し話せると言われている。
以前、複数の言語で選手に指示を出すことについて聞かれたアルテタは「(敵をかく乱する意味も)少しある」と明かしていた。これについてキーオンは「もちろん彼はコミュニケーションを取ることに非常に長けている。ただし、口数が多い監督は結果を出さないと選手が耳を貸さなくなるものだ」と指摘した。
そんな懸念を示唆したキーオンだが、自身と同じセンターバックの新戦力に関しては太鼓判を押す。新加入ながら開幕スタメンを飾り、見事にゴールまで決めたDFガブリエウ(22歳)について「試合開始から支配力があるように見えた」とベタ褒め。
とはいえ、そのガブリエウはまだまだ英語が苦手でフルアム戦では開始直後に連係ミスからあわや失点のピンチを招いた。それでも3-0の勝利に貢献したのだから、やはり最も大切なのは“フットボール”という共通言語なのだろう。
Happy for the goal and the three points. Let it be a great season! 🔴⚪️💪🏽 pic.twitter.com/CfVuLrulNZ
— Gabriel Magalhaes (@biel_m04) September 12, 2020
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