去就に注目が集まるバルセロナのリオネル・メッシ(33歳)について、イングランドのあるクラブが同選手と合意に達したと発表した。『BBC』などが報じている。
Forget Manchester City!
Lionel Messi is heading to @BurnleyOfficial… maybe. 🤔😉🤣#bbcfootball pic.twitter.com/S54dT2MTvC— Match of the Day (@BBCMOTD) August 28, 2020
世界中を見渡してもメッシを獲得できるクラブは限られている。マンチェスター・シティやパリサンジェルマンなどの金満クラブが獲得に乗り出していると伝えられているが、そんな中でイングランドの“地味”なクラブが争奪戦を制したと発表したのだ。
そのクラブというのは、昨季プレミアリーグで10位に入ったバーンリーである。英国系の選手を多く揃え、低予算ながら古き良きイングランドのフットボールを繰り広げてプレミアリーグに定着しているクラブだ。昨季のプレミアリーグでも「正確なショートパス数」はリーグ最少、「バックパス数」もリーグ最少、それでいて「不正確なロングボール」はリーグ最多という数字を記録。ショートパスが主流の現代サッカーにおいて、直線的なフットボールを繰り広げる数少ないチームなのだ。
そんなチームを率いるのは“赤毛のモウリーニョ”ことイングランド人のショーン・ダイシ監督だ。2012年から同チームを率いるダイシは、現在のプレミアリーグでは最長任期を誇る。そのダイシ監督が「メッシの獲得」を発表した動画が話題になっている。
記者会見が始まる前に手元のスマホをチェックしていたダイシ監督は「よし! メッシが合意した。来ると思っていたよ」と独り言をつぶやいたのだ。その後、「メッシの代理人から連絡がきた」と説明し始めた。
「メッシがうちに来たいそうだ。移籍金は本人が支払うそうだ。純粋にバーンリーでプレーしたいからさ。我々が素晴らしいフットボールを繰り広げているからだよ。」
もちろん完全なる冗談で『Sky Sports』のインタビューでは「我々もメッシ争奪戦に乗り出している!」と豪語したあとで、800億円を超えるという移籍金について「我々には無理かもね」と本音を漏らしている。
果たして、メッシは本当にプレミアリーグにやってくるのだろうか。そのときは、バーンリーも移籍先の候補に入るのだろうか……?