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オランダの英雄が称えたバイエルンの“ラフプレー”とは!?

Footmedia

2020/08/25 08:55

2020/08/24 23:58

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今月23日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝は、ドイツ王者のバイエルン・ミュンヘンがフランスのパリサンジェルマンを1-0で下して7年ぶり6度目の欧州制覇を果たした。同試合について、元オランダ代表のルート・フリットは“ラフプレー”を試合の転機に挙げたという。英紙『Metro』が伝えている。

運命の一戦は、互いに一歩も譲らないまま前半はゴールレス。後半に入ると、バイエルンが徐々にペースを握り始め、59分にキングスレイ・コマンが試合唯一のゴールを決めて接戦に終止符を打った。そんな決勝戦を振り返り、フリットが試合の転機に挙げたのは決勝ゴールの8分ほど前、セルジュ・ニャブリとネイマールがハーフウェイライン付近で接触したシーンだった。

ドリブルするネイマールを軽く蹴り倒したとしてニャブリにイエローカードが出ると、互いの選手が集まって小競り合いに発展したのだ。試合を中継したカタールの放送局『beIN SPORTS』の番組にリモート出演したフリットは、そのニャブリのファウルが転機だったと分析する。

「鍵となった場面はニャブリがネイマールを軽く蹴ったところだ」とフリット。「あれは『よし、ここから勝ちにいくぞ』というような意志を感じた。だから、私はああいうプレーが好きなのさ。」

「(フットボールには)ちょっとしたアグレッシブさや脅しも必要だからね。あのプレーからはそれを感じた。あれでバイエルンは何かが変わり、ゴールを奪うことができたんだ。」

試合後にニャブリ自身は『BT Sport』にこう語った。「これは決勝戦だからね。PSGも執念を見せたが、僕らも負けていなかった。簡単にいかないのは分かっていた。相手にチャンスが生まれることも分かっていた。相手がチャンスを決めずに、僕らが決定機を物にできたのは運がよかったよ。」

圧倒的な強さで決勝まで勝ち上がったバイエルンだが、決勝戦では“軽いラフプレー”を含めた老獪な勝負強さを見せつけたということだ。

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