元イングランド代表のウェイン・ルーニー(34歳)が、監督デビューを果たすことになった。英紙『Daily Mirror』などが伝えている。
Wayne Rooney handed first managerial role as he's named England boss for Soccer Aidhttps://t.co/pfGmHfIgtU pic.twitter.com/fpSExYaqjI
— Mirror Football (@MirrorFootball) August 20, 2020
ルーニーは2017年までマンチェスター・ユナイテッドで13年間プレーしたあと、渡米してメジャーリーグサッカーでも活躍。今年からはイングランド2部のダービーで、選手兼コーチとしてプレミアリーグ昇格を目指している。
そのルーニーが今回、監督としてデビューを果たすことになったという。ルーニーが率いるのはOBや著名人が出場するチャリティーマッチの“イングランド選抜”だ。英国では2006年から1~2年に1回の頻度で「Soccer Aid(サッカーエイド)」というチャリティーマッチが開催されており、今年は6月6日に開かれるはずだったが、コロナ禍の影響で延期になっていた。
開催が危ぶまれるなか、無観客ながら無事にオールドトラッフォードで開かれることが決定し、元ユナイテッドのルーニーが古巣の本拠地に凱旋する形で監督を務めることになった。「何年も前からSoccer Aidに参加したかった」とルーニー。「これまで都合がつかずに参加できなかったが、今年は違う。イングランド選抜の監督を頼まれて本当に誇らしい。」
今年のイングランド選抜は、ルーニーと一緒に元イングランド代表監督のサム・アラダイスが共同監督を務め、元アーセナルのデイヴィッド・シーマンがGKコーチを担当する豪華な顔触れとなっている。
Soccer Aidは、イングランド選抜vs世界選抜の形式で行われ、元選手以外に著名人が参加することで知られる。過去2大会は世界最速の男であるウサイン・ボルトも“世界選抜”として出場してゴールを決めている。
今年はオリー・マーズ(シンガーソングライター)やデイヴ(ラッパー)などの著名人の参加が発表されているほか、元選手ではヤヤ・トゥーレ(元マンチェスター・C)、パトリス・エヴラ(元マンチェスター・U)、ロビー・キーン(元トッテナム)、デイヴィッド・ジェイムズ(元リヴァプール)なども出場するという。
Unicefへの寄付を目的として始まったSoccer Aidは、第1回の2006年から累計で3800万ポンド(約5300億円)もの寄付金を集めている。