ブライトンに所属する22歳のイングランド人DFベン・ホワイトを巡り、ビッグクラブが争奪戦を繰り広げるようだ。英紙『Daily Star』が伝えている。
Chelsea bid to hijack Liverpool’s Ben White transfer… and will sacrifice Antonio Rudiger | @gharrypratt | #CFC #LFC #LUFC #BHAFC https://t.co/vM5BRiIhgk pic.twitter.com/iciifGIzVe
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センターバックのホワイトは、18歳にしてブライトンでプロデビューを果たしたあと、昨季(2019-20シーズン)は2部のリーズにローン移籍して武者修行を積んでいた。名将マルセロ・ビエルサが率いるチームで唯一、リーグ戦全46試合にフル出場し、2部リーグ制覇に大きく貢献。リーグ最終戦には、7月の最優秀ゴールに選ばれる華麗なボレーシュートまで決めた。
With a massive 81% of the public vote, @LUFC's Ben White is your Goal of the Month winner for July!#EFL | #SkyBetChampionship pic.twitter.com/4g7wml0tCs
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まだイングランド代表には呼ばれていないが、ギャレス・サウスゲイト代表監督は先日、来夏の欧州選手権のメンバーについて「プレミアリーグで経験のないベン・ホワイトのような選手も、候補に挙がってくるかもしれない」と言及していた。
そんなホワイトに関しては、リーズが完全移籍での獲得を目指して何度かオファーを提示しているが、今のところ上手くいっていない。さらに、以前から同選手に目を付けているリヴァプールもオファーを出すのではと報じられている。
だが、ここにきて同選手の獲得に本腰を入れそうなクラブがある。それがDFラインのテコ入れを目指すチェルシーだ。チェルシーはGKケパ・アリサバラガの放出を検討しているほか、ドイツ代表CBアントニオ・リュディガーまで売却する可能性があるという。そして守備陣を一新し、新たに築くDFラインの中心にホワイトを据えようというのだ。そのため、リヴァプールが2000万ポンドのオファーを出すのなら、チェルシーはそれを上回る額を用意すると伝えられている。
ホワイトのブライトンとの契約は2022年夏まで。しかし『Sky Sports』によると、ホワイトは新たにクラブから提示された契約更改のオファーを固辞しており、移籍に近づいているそうだ。
ホワイトは、リーズとのローン契約が満了した際には「今後何があっても、僕を初日から仲間として受け入れてくれたリーズのことは一生忘れない」とインスタグラムに書き込んでおり、リーズに戻る可能性は低いのかもしれない。
そうなると、やはりビッグクラブへのステップアップが濃厚だろう。今夏は次期イングランド代表センターバックの動向に注目だ!