5月1日に『マルカ』が報じた数学的な研究では、ラ・リーガの残り11節で111人の負傷者が出ることが予想されていた。
だが、最終的には予想よりも5人多い116人が負傷。
過去20年間のFIFAとUEFAのデータを振り返ってみると、通常は同じ期間に80人の負傷者が出ていた。
今シーズンはそれよりも負傷者が45%増加したことを意味している。
🚑 El informe MARCA acertó en el 95,7% de sus previsiones. El aumento de partidos tras el parón por #Covid19 trajo un importante incremento de lesiones musculares, pero también de otro tipo https://t.co/Too29GRIwE
— MARCA (@marca) July 26, 2020
怪我のタイミング
6月にリーグが再開すると、試合のラスト30分に通常よりも多くの怪我人が出た。
その後、週を追うごとに、試合の30分~60分までの間により多くの負傷者が発生した。
交代枠の使用
ラ・リーガのほぼ全てのチームが、再開後最初の4試合で5人交代制をフル活用しており、1チームあたりの1試合平均の交代人数は4.6人だった。
その後の試合では、この数はわずかに減少し、1チームの1試合平均の交代人数は4.43人となった。
結果
ラ・リーガの上位に位置するチームは、下位に位置するチームに比べて負傷者が少ない傾向にあった。
バジャドリード(15人)、レガネス(10人)、バレンシア(9人)が最も被害を受けたチームで、ビジャレアルとレバンテは2人ずつにとどまった。
怪我による離脱期間
負傷者の約3割(45人)が、怪我によって2試合以上の離脱を余儀なくされた。
過去シーズンの同時期に比べると異常に高い数字だ。
結論
週に2試合ペースで5週間リーグ戦を行った場合、怪我の発生頻度においてポジティブな要素はほとんど見られない。
トレーニングルーティーンが失われたことで、怪我人(特に筋肉系)が急増した。