ウォルヴァーハンプトンの韋駄天ドリブラーが、怪我予防のために“ベビーオイル”を使用しているという。英紙『The Sun』が伝えている。
ウルヴズの切り込み隊長こと、アダマ・トラオレ(24歳)は、今季もプレミアリーグ(37節終了時点)でドリブル成功数が堂々の1位。クリスタルパレスのウィルフレッド・ザハやニューカッスルの新星アラン・サン=マクシマンといった名だたるウィンガーを抑えて、「リーグ最強ドリブラー」の称号をほしいままにしている。
DFからするとただでさえ止めるのが大変な選手なのだが、ある塗り薬のせいで余計に捕まえるのが大変だという。それが“ベビーオイル”だ。
トラオレと言えば爆発的なスピードもさることながら、ボディビルダーを彷彿とさせる筋骨隆々のアッパーボディでも有名だ。しかし12月のトッテナム戦で左肩を脱臼すると、以降の22試合で3度も再発させており、完全に脱臼グセがついてしまったのだ。手術を受ける案もあったが、来月にはヨーロッパリーグ・ラウンド16も再開するため、ひとまず経過観察するそうだ。
そんなトラオレのために、クラブはベビーオイルを用意し、試合前に彼の腕に塗りたくっているそうだ。クラブ情報筋によると「アダマを守るためだ」という。「敵のDFはスピードで置き去りにされることを警戒し、アダマの腕を引っ張るのだ。それが脱臼を引き起こしていた。腕に潤滑油を塗ることで、相手選手に捕まりにくくなり、怪我の再発を防げるのだ。」
過去に、日本では体にクリームを塗った格闘家が失格になったこともあるが、サッカーでは今のところ問題ないようで、今後はドリブラーの間で流行るかもしれない。いずれにせよ、マッチョで俊足、そしてヌルヌルのアダマ・トラオレは誰にも止められないだろう!
Great job by the whole team to get the win against a great opponent. pic.twitter.com/QcipH1wPud
— Adama Traoré Diarra (@AdamaTrd37) March 1, 2020