モナコの新指揮官に就任したニコ コヴァチ監督が、ドイツ人FWマリウス ヴォルフ(25歳)の獲得を狙っているようだ。
ヴォルフは19/20シーズン、ドルトムントからのレンタルでヘルタベルリンでプレー。
レンタル期間の終了により、今夏ドルトムントに戻っているヴォルフには、恩師であるコヴァチ監督が熱い視線を送っており、モナコへ勧誘しようとしているという。
『ビルト』の情報によれば、コヴァチ監督は、モナコへの移籍をイメージできるかどうか、ヴォルフの周囲の関係者に尋ねたと報じられている。
Gut für den BVB – Auch Kovac will Wolf https://t.co/Z17mWPgBTO #Sport #News
— BILD Sport (@BILD_Sport) July 23, 2020
コヴァチ監督とヴォルフは特別な関係にある。
コヴァチ監督はフランクフルト指揮官時代の2017年1月、ハノーファーからフランクフルトにヴォルフを連れてきた。
ヴォルフはコヴァチ監督の下でトッププレーヤーに成長し、コヴァチ監督とともに17/18シーズンのDFBポカールで優勝。
ボルフは優勝した記念として、すねにトロフィーのタトゥーを入れている。
2018年夏にドルトムントへとステップアップしたヴォルフだが、ルシアン ファヴレ監督の下では満足な出場機会を得ることができず、昨シーズンはヘルタベルリンにローンに出された。
ヘルタベルリンはヴォルフを完全移籍で獲得したいと考えていると報じられているが、2000万ユーロの移籍金がネックとなっている模様だ。
ただ、ドルトムントは必ずしもヴォルフの売却を望んでいるわけではないようだ。
モロッコ代表DFアシュラフ・ハキミがインテルに移籍したことで、サイドアタッカーのヴォルフがドルトムントで新たなチャンスを得る可能性もあると見られている。