プレミアリーグの熾烈なトップ4争いは、26日の最終節までもつれ込むことになった。注目は、勝った方が自力でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保する3位マンチェスター・Uと5位レスターの直接対決である。
4位チェルシーの結果次第では、両チームともトップ4に入る可能性もあるが、恐らく他会場のことは意識せずにキングパワー・スタジアムでの最終節に臨むことだろう。この一戦は、CL出場による収入から「1億ポンド(約140億円)」の決戦とも呼ばれている。だが、大金がかかっているのはチームだけではない。
英紙『Daily Star』によると、ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督はチームをCL出場に導けばクラブから100万ポンド(約1億4000万円)のボーナスを貰えるという。1ポイント差で優位に立つユナイテッドは、引き分けでもCL出場権が確定する。そのためスールシャール監督にとっては引き分け以上で「1億4000万円」という試合なのだ。
Ed Woodward to deliver on Ole Gunnar Solskjaer promise if Man Utd secure top four | @CrossyDailyStarhttps://t.co/wQhWX0jklc
— Daily Star Sport (@DailyStar_Sport) July 24, 2020
しかし同指揮官は、そんな“はした金”より、もっと先を見据えている。「レスター戦で結果を出しても、それで終わりではない」とスールシャール。「出場権を獲得しても、そこで一息つくのではなく、次を目指さなくてはいけない。なぜなら、我々より遥か先に2チーム(リヴァプールとシティ)もいるのだから。」
無論、ボーナスを受け取るのは監督だけではない。選手たちにもボーナスが用意されるという。さらには、ポルトガルのスポルティング・リスボンにも大金が舞い込むようだ。ポルトガル紙『A Bola』によると、今年1月にMFブルーノ・フェルナンデスがスポルティングからユナイテッドに移籍する際に「CL出場権の獲得で450万ポンド追加」という契約が結ばれており、ユナイテッドはCL出場が決まれば新たに450万ポンド(約6億円)の移籍金をスポルティングに支払うことになるようだ。
果たして誰が大金を懐にするのか。一攫千金の最終節に注目だ。