イングランド2部のチャンピオンシップに所属するバーミンガムは22日、今夏2500万ユーロの移籍金でドルトムントへの移籍が決定したU-17イングランド代表MFジュード ベリンガム(17歳)が着けていた背番号「22」を永久欠番とすることを決定した。
「22番のユニフォームはジュードの代名詞となっている。彼はわずか16歳38日でトップチームデビューを果たしたクオリティを持っている。クラブは彼の背番号を永久欠番とする決定をした。我々の仲間の一人を偲び、他の人たちを鼓舞するために」という声明を発表している。
Birmingham City RETIRE Jude Bellingham's No 22 shirt after just 44 appearances https://t.co/TVHLfzsk2t
— MailOnline Sport (@MailSport) July 23, 2020
サッカー界で永久欠番といえば、以下のようなレジェンドの名前が挙げられる。
ボビー ムーア(ウェストハム:6番)
ディエゴ マラドーナ(ナポリ:10番)
パオロ マルディーニ(ミラン:3番)
フランコ バレージ(ミラン:6番)
ハビエル サネッティ(インテル:4番)
ヨハン クライフ(アヤックス:14番)
NBAでは、ロサンゼルス・レイカーズが伝説的選手であるコービー ブライアントの「8」と「24」の2つの背番号を永久欠番としている。
シカゴ・ブルズではマイケル ジョーダンの背番号「23」が永久欠番となっている。
バーミンガムから永久欠番という名誉を授かったベリンガムは、「僕はクラブを愛しているし、このクラブが僕にとってどれほどの意味を持っているかを隠す必要はない。ファンの皆さんが僕のプレーを楽しんでくれていることを願っている。バーミンガムは僕のクラブであり、僕がサポートしているクラブだから、常に僕の心の中に大きく残っているだろうし、特別な存在だ」と語っている。
しかし、クラブのこの決定に関して、バーミンガムファンは困惑しているようだ。
ベリンガムのバーミンガムでの公式戦出場はわずか44試合のみ。
バーミンガムの背番号「22」は、過去にはスティーブン ケリーやアレクサンドル フレブ、ネイサン レドモンド、カール ジェンキンソンなども背負ってきた。
あるファンは、「非常に奇妙な決断だ。ジュードには素晴らしい未来があるが、彼の背番号として永久欠番とするのは全く意味がない。多くの偉大な選手がクラブのためにプレーしてきたが、このような方法で“名誉”を与えられたことはない。私はクラブのファンが意見を表明し、うまくいけばオーナーがファンの意見を聞くだろうと確信している」とコメント。
ベリンガムの背番号「22」を永久欠番とする決定には批判的な意見もあるようで、今後の展開に注目が集まっている。
You can take the boy out of Birmingham, but you can't take Birmingham out of the boy.
Keep Right On, Jude. 💙 pic.twitter.com/x7SRATj8Wl
— Birmingham City FC (@BCFC) July 23, 2020