ウェストハムのミカイル・アントニオ(30歳)が、22日のマンチェスター・ユナイテッド戦でPKを決めて25万ポンド(約3500万円)のボーナスを手にしたという。英紙『The Sun』が伝えている。
ウェストハムは、22日に行われたユナイテッド戦を1-1で引き分け、最終節を待たずしてプレミアリーグ残留を確定させた。その試合で、前半終了間際に獲得したPKを任されたのはアントニオだった。これをきっちりと決めたアントニオは、今季プレミアで節目となる10点目に到達。見事にシーズン2桁ゴールのボーナスを手にすることになった。
Since the restart, this man has been ____________ pic.twitter.com/gkl0WMzibn
— West Ham United (@WestHam) July 23, 2020
2015年にノッティンガム・フォレストから加入したアントニオは、その2年後の契約交渉で「プレミア2桁ゴールで25万ポンド」というボーナスを設定して貰った。これはプレミアの基準で考えても破格の大金だという。だがアントニオは、一度も2桁ゴールを達成できぬまま、今季もリーグ戦の中断前は2得点に留まっていた。
しかし、リーグ戦が再開するとまさかの大爆発。35節のノリッジ戦で4ゴールを決めるなど、再開後に7ゴールを決めて目標の2桁ゴールにリーチをかけていた。そして迎えたユナイテッド戦、普段のPKキッカーであるMFマーク・ノーブルがPKを譲ってくれたことで目標を達成することができた。
「この前、ノーブルと話したんだ。目標のゴール数を聞かれたので10ゴールと教えたのさ」と試合後にアントニオは明かした。「彼は、残り2試合でPKを獲得したら譲ると言ってくれたんだ。僕が最近ゴールを決めているのでPKも間違いなく決めると信じてくれたんだ。」
「本当にPKを得るとは思わなかったし、獲得したとしても本当に譲ってくれるとは思わなかった! VARでPKが決まると、ノーブルは『準備はいいかい』と声をかけてくれた。」
今週はPKの練習をしていたため、自信を持って蹴ることができたというアントニオ。このゴールでリーグ再開後に8点目。これはマンチェスター・Cのラヒーム・スターリングと並びリーグ最多だという。
そして目標の10ゴールも達成したことで「最終節ではPKを獲得したら今まで通りノーブルに任せるよ」と、今回が特別だったことを明かしながらも「オープンプレーでのゴールを決めるだけさ!」と強い意気込みを見せた。
プレミアリーグの最終節は26日(日)。全10試合が同時刻にキックオフを迎える。
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