ブンデス第32節の結果を受けて、残留に向けて一歩後退することとなったブレーメン。
バイエルンに0-1で敗れたブレーメンだったが、残留を争うライバル、15位マインツはドルトムントに2-0で勝利、16位デュッセルドルフはライプツィヒ相手に2点のビハインドから同点に追いつき勝ち点1を積み上げる結果となった。
この結果、マインツとの勝ち点差は6に開き、デュッセルドルフとも勝ち点1差がつくこととなった。
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残留か降格か?ブレーメン史上最も重要な2試合をこの先に迎えることとなる。
仮に降格した場合はテレビ放映権料やスポンサーシップの収入の減少により、営業収益は最大で5000万ユーロ減少することが予想される。
その場合、デイヴィー クラーセン、マクシミリアン エッゲシュタインのような主力選手の流出は避けられない状況になるだろう。
チームは主力を失うことで名門はその威厳も失うこととなるかもしれない。
降格した場合は1季での昇格を当然目指すことになるが、それは北のライバル(ノルト・ダービーの相手)ハンブルガーを見ても簡単ではないことがわかるだろう。
ハンブルガーは17/18季に降格し、1季での昇格を目指したが、昨季はそれに失敗している。
伝統ある名門クラブでも昇格は非常に難しいタスクとなるからだ。
もっと悪いケースはカイザースラウテルンや1860ミュンヘンのケースだ。
2部降格後もくすぶり続けると、3部に降格するまでに至っている。
加えてカイザースラウテルンのケースに至っては6月15日に破産手続きの申請を行ったほどだ。
ブレーメンは79/80季に降格したが、1シーズンでの昇格に成功した。
しかし、時代は変わっている。投資家などからの巨額な資金援助がなければ、ブンデスリーガの晴れの舞台への復帰は難しいものになってしまうかもしれない。
だからこそ、ここから先の2試合はブレーメン史上、最も重要な2試合になるだろう。
15位:マインツ(勝ち点34/得失点差-22)
日程:第33節vsブレーメン(H)、第34節vsレヴァークーゼン(A)
16位:デュッセルドルフ(勝ち点29/得失点差-28)
日程:第33節vsアウクスブルク(H)、第34節vsウニオンベルリン(A)
17位:ブレーメン(勝ち点28/得失点差-30)
日程:第33節vsマインツ(A)、第34節vsケルン(H)