リヴァプールに所属するオランダ代表DFのフィルジル・ファン・ダイクが、現ドルトムント所属のノルウェー代表FWアーリン・ホーランについて聞かれた際、苛立ちのあまりインタビューを途中で切り上げたことがあったという。英紙『Daily Mirror』が報じている。
— Mirror Football (@MirrorFootball) June 11, 2020
これは、元ノルウェー代表FWヤン・オーゲ・フィヨルトフト(53歳)が、ポッドキャストで配信される番組『Blood Red』に出演した際に明かしたエピソード。リヴァプールは2019年10月、今シーズンのチャンピオンズリーグのグループステージでザルツブルクをホームに迎え、4-3で勝利した。そのときにザルツブルクでプレーし、1ゴールを記録したのがホーランだ。
ノルウェー代表の“後輩”の活躍を目の当たりにしたフィヨルトフトは試合後、ファン・ダイクにインタビューを敢行。ホーランについての質問を浴びせたという。
「私が初めてホーランを生で見たのはアンフィールドだった。若手ながら広大なスペースを作り出していたので驚いたよ。1ゴール決めたが、3、4点とっていてもおかしくなかった。信じられないプレーを見せたね。スペースを作るだけではなく、彼の動きは賢く、経験に裏打ちされていた。」
「試合後、私はファン・ダイクにインタビューをした。彼は紳士的だし、インタビューしやすい選手だね。私は『ノルウェー人のアーリン・ホーランについて聞かなくてはなりません』と言った。」
「すると彼は『とにかく、勝ったのは僕たちだ』と答えた。なので『そうですが、彼についてどう思いましたか?』と聞くと、ファン・ダイクは『彼のことはそんなに目に入らなかった』と答えた。彼は少しイラついていた。守備でミスをしていたからだ。」
「そこで私は『DFに“目に入らなかった”と言われるのはストライカーにとっては良い傾向ですね』と言うと、ファン・ダイクはそのまま去ってしまったんだ!」
そういった活躍が認められ、今年1月にドイツのドルトムントに引き抜かれたホーラン。3月の仏誌『France Football』のインタビューでは「悪夢だと感じたDF」としてファン・ダイクの名前を挙げたが、逆にファン・ダイクもホーランに同じような印象を持ったのかもしれない!