バレンシアとバルセロナは昨夏、GKのトレードを行った。
バルセロナはバレンシアの守護神として活躍していたブラジル代表GKネトをセカンドGKとして2600万ユーロで獲得。
バレンシアはドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのバックアッパーを務めていたオランダ代表GKヤスパー・シレッセンを正GKとして3500万ユーロで迎え入れた。
だが結局のところ、このトレードはどちらのチームにとってもうまくいっていない。
🇳🇱 La salida del portero holandés ahorraría 11M€ anuales al club che 🦇 Cillessen tiene el cartel de titular, aunque con la boca pequeñahttps://t.co/TfbsAQiz3P
— Diario AS (@diarioas) June 5, 2020
ネトはバルセロナでの出場機会は限られており、シレッセンはバレンシアで印象的なプレーをできていない。
また、シレッセンは負傷により公式戦10試合を欠場しており、ジャウメ・ドメネクに先発の座を譲りベンチに座ることさえあった。
それだけでなく、バレンシアはシレッセンに高額のサラリーを支払っている。
スペイン紙『アス』の報道によると、バレンシアはシレッセンの売却を検討している模様。
トレード時の移籍金の差額とサラリーによって、1年で1100万ユーロのコストがかかっているからだ。
バレンシアが印象的な活躍を残せていないシレッセンを一刻も早く売却しようとする動きは容易に理解できる。
ただ、問題はシレッセンを欲しがるクラブがあるのかということだ。