今シーズンホームでのリーグ戦いまだ未勝利のレッズ、リージョ監督が退任し、話題のVIPトリオにも様々な形での影響が予想される神戸。
暫定順位8、9位の直接対決となり、それぞれのチーム状況を好転させ上位進出を狙う両チームの対戦をマッチレポートしていきます。
マッチレポート
レッズは敵地で勝利したガンバ戦からスタメンの変更なし。
神戸は首位広島との打ち合いに敗れた前節から、前述のとおり吉田監督再登板初戦となりイニエスタ、ビジャが欠場、GKが前川に代わりキムスンギュ
がスタメン復帰。欠場した両選手の代わりはそれぞれ小川とウェリントンが入りました。
キックオフ直後からボールを保持する神戸に対して守備時は5-4-1気味に2ラインを組んだ状態からボール奪取を窺うレッズでしたが前半早々神戸のミスから先制点を奪います。
前半9分センターライン付近で神戸DF三原からのパスを受けようとしたDF大崎が足を滑らせ浦和FW興梠にボールを奪いそのまま独走しシュートチャンスを得ます。これにPA内でカバーに入ったDFダンクレーの興梠のキックフェイントに対するスライディングが
足に掛かったかたちになりファウル判定、PK献上。このPKをPK職人興梠が冷静に沈めレッズが先制に成功。ちなみにレッズはこのゴールが今シーズン初の前半の得点となりました。
その後も神戸はサンペール、山口蛍の中盤を中心にボールを保持するもリトリートするレッズの前にチャンスをつくれず、一方レッズも右寄りにポジションをとった武藤とサイドの橋岡から追加点を狙うも奪えず前半を終了します。
後半開始からポドルスキへボールを集め展開を早めたことで序盤神戸がチャンスを作り出します。しかしセットされたレッズ守備陣に、GK西川の好セーブもあり同点には至らず。
後半26分にはポドルスキに代えてFW田中順也を投入しウェリントンにボールを入れる戦術に切り替え始めますがアーリー気味のボールが目立ちレッズ守備陣の脅威にはならず。
一方レッズも交代出場のマルティノスからカウンターのチャンスを迎えるもののゴールまでの手数をかけすぎてしまい決定機をつくれず。
結局スコア1-0のまま試合終了を迎えホームの浦和レッズの今シーズンホーム戦初勝利を収めました。
[試合結果]浦和レッズ 1-0(前半1-0) ヴィッセル神戸
得点者 10分 興梠慎三
入場者数 54,599人[13:03・埼玉スタジアム]#urawareds #浦和レッズ #wearereds #Jリーグ #サッカー pic.twitter.com/Hjk2Vfo2Q1— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2019年4月20日
浦和レッズ上位浮上へのカギ
このゲームのレッズは90分を通して守りのバランスが良かったように見受けられました。その要因としてやはり早い時間での先制点を奪えたことが大きかったのではないかと思います。
早い段階でリードを奪うことで相手にボールを持たれてもあせることなく5-4-1気味に守備体制を整えゲームを進めることができていました。
しかし後半数回あったカウンターから試合を決めるゴールを奪えなかったことは今後の課題になってくるでしょう。
カウンターから縦に早くボールを進めるなかで最終局面もよりシンプルな判断からゴールを目指すことが必要に感じました。
これからACL、リーグ戦とアウェーでの戦いが続く中でこの勝利を弾みに勢いを持って臨みたいところでしょう。
ヴィッセル神戸、チームコンセプトとのギャップ
ヴィッセル神戸については立ち上がりのミスからビハインドを背負ったかたちでのゲームとなり厳しい戦いとなりましたがサンペール、山口のボランチに継続性が出てきて後半開始直後などはポドルスキも多く
ボールを引き出していたのが敗戦の中でも好材料といえるでしょう。
しかし好調ウェリントンに対してどのように合わせるか中途半端なところが多くありポゼッションスタイルと出ているメンバーとのギャップを感じざるを得ませんでした。
監督も変わりこのままポゼッションスタイルを継承していくのかGWのリーグ、カップの連戦を控えはっきりとした方向性をゲームの中で示していけるかがカギとなってくるでしょう。
VIPトリオの今後の動向や新監督の招致があるのかなど話題の多い神戸ですが、前述のとおりサンペールも徐々にフィットしてきいるので、今後もあくまで90分のゲームの中に要注目です。
J1第8節 浦和レッズ 1 − 0 ヴィッセル神戸
得点者 前半10分 興梠慎三(PK)
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