Jリーガーにはファンが覚えやすいキャッチフレーズやニックネームがつくことも多いです。
そんななか、日本サッカー史上でも1、2を争うほどの知名度のあるニックネームは現J3のガイナーレ鳥取でGMを務める岡野雅行氏につけられた「野人」ではないでしょうか?
そんな岡野氏。「野人」と呼ばれたプレースタイル以外でも伝説っぷりがすごかったのです!
プロフィール
まずは簡単な岡野氏のプロフィールを見てみましょう。
岡野 雅行(おかの まさゆき)氏
1972年7月25日生まれ
神奈川県横浜市出身
現職:ガイナーレ鳥取GM
現役時所属クラブ:浦和レッズ、ヴィッセル神戸、ガイナーレ鳥取など
1998年フランスワールドカップ出場
by Himazines
とにかくサッカーが大好き!
岡野氏は小学校からサッカーを始め、小学校3年生の時にテレビでマラドーナを見たことで一気にサッカーの魅力に取り憑かれていきます。
そんな岡野氏が高校時代を過ごしたのは島根県にある松江日本大学高等学校 (現 立正大学淞南高等学校)。
しかし、実はこの高校にはサッカー部がまともに活動をしていなかったのです!
岡野氏が入部した時には岡野氏を含めて2人だけという、マンガにもなりそうなそんな状況の中、サッカーがしたい岡野氏は選手兼監督兼キャプテンとして選手集めから練習メニューの考案、さらには練習試合のセッティングまでこなします。
そんな岡野氏の努力が実り、高校3年時にはサッカー経験者がほとんどいなかったチームで島根県3位になるという実績を残してしまいます!
これほどの努力、そして結果を残してしまうほどサッカーが大好きなのでしょうね!
数々の「野人」伝説
高校で実績を残した岡野氏ですが、大学へは一般入試で日本大学へ。
この大学時代での体育の授業で初めて、岡野氏の代名詞とも言える俊足に自身が気づいたそうです。
さらにこの時は陸上選手と100M走を一緒に走り、岡野氏が勝ったこと、それも相手が陸上スパイクに対して岡野氏はバッシュで勝ってしまったというとんでもない伝説があります。
by GER LIVE
また、放し飼いで飼われていた猛犬に追いかけられ、必死に走って逃げ、フェンスによし登って後ろを見ると猛犬が疲れてへたり込んでいたという話や、Jリーガーとなった1年目にゴールキーパーと激突し、肺に穴が開いたと診断された岡野氏が翌日にレントゲンを撮りなおすと開いていたはずの穴が一晩で治っていたという驚きの実話伝説を残している岡野氏。
そのプレースタイルだけではなく、体そのものがまさしく「野人」です。
日本を初めてワールドカップへ導く!!
そんな岡野氏の最も伝説的な出来事は1997年の「ジョホールバルの歓喜」と呼ばれる、フランスワールドカップ・アジア最終予選で日本を初めてワールドカップへと導く決勝ゴールを決めたことですね!
実はこの試合が最終予選初出場出会った岡野氏。
それも延長戦になってからの投入とまさに最後の切り札として送り込まれ、何度も何度も日本中をやきもきさせる外しっぷりを披露しながら、最後の最後にボールが岡野氏の前にこぼれてくるところが素晴らしいかったですね!
by にんじ報告
そんな岡野氏は2013年にガイナーレ鳥取で現役を引退後、2014年から同じくガイナーレ鳥取で今度はGM(ゼネラルマネージャ)として活躍をしています。
今はJ3で戦っているガイナーレ鳥取ですが、岡野氏の手腕で日本中をまた「野人」旋風で巻き込むようなチームにして欲しいですね!