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パトリックが2戦連続2ゴール!湘南はパーフェクトな試合展開も広島の試合巧者ぶりに屈す。〈J1 第8節 湘南0-2広島〉

勝村大輔

2018/04/17 08:15

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J1 第8節 首位広島を迎えてのホームゲーム。

スタメンに名を連ねたのは開幕戦以来のスタメン復帰のアレン・ステバノビッチ、中盤にはルヴァンカップで調子を上げてきている19歳の斎藤 未月、3バック、センターには坂 圭祐がプロ初スタメン、左センターバックには杉岡 大暉が起用された。

試合は前半、圧倒的な湘南ペースだったが、イ・ジョンヒョプとアレンが幾度となく迎えた決定機をことごとく逸してしまう。一方の広島は苦しい場面もギリギリのところで踏みとどまり前半戦をスコアレスで折り返す。

「ワンチャスをものにしよう」ハーフタイムに城福監督が送り出した広島は、後半開始早々の51分、パトリックがCKをヘッドで叩き込み先制。対する湘南は岡本 拓也に代えミキッチを投入。右サイドに変化をもたらし攻勢を促す。

72分に松田 天馬から梅崎 司へ、78分にはアレンから高山 薫へスイッチ。同点ゴールを奪いにさらに猛攻を仕掛けるが、80分、相手ゴール前のパスミスを青山 敏弘がさらい、タイミングをずらしてゴール中央にピンポイントクロス、再びパトリックが押し込み広島が追加点を挙げ、そのまま0-2でタイムアップ。湘南はこの敗戦で15位へと大きく後退した。

「内容はそもそも存在しない。」と湘南曺監督は悔しさを滲ませながらも「どうプレーすべきかというところは、今まで以上に出せた試合だった。」と試合を振り返った。

前半戦はパーフェクトな出来であったことに疑いの余地はなかった。しかし、決めきることができなかった。敢えて好材料を挙げるとするなら、プロ初スタメンの坂と守備に奔走した斎藤未月らバックアップメンバーの台頭である。ワールドカップ中断期間までの15戦連戦は中盤戦を迎える、誰が出ても揺らぐことのない湘南サッカーはこれからが本領発揮だ。

本記事はライター勝村大輔氏のサイトからの転載記事となります。

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