澤選手のような存在になりたい。女性や子どもにストリートサッカーの楽しさを伝えるために。

インタビュー
©️Shooty

4月に開催される1on1に特化したストリートサッカー全国大会に唯一、女性プレーヤーがエントリーする。昨年の世界大会に出場し、各国のプレーヤーの技を肌で感じ、努力を重ねてきた八島 亜美(ヤシマ アミ)選手。
女子サッカーを広めた澤選手のように、日本にストリートサッカーを広めたいという想いで日々活動する彼女に出場を前に話を聞いた。

1対1が好きだったから、自然とストリートにのめり込む

©️Shooty

——観ていると女性は1人ですね?

(八島 亜美)そうです。所属するPana Home Japanでもそうですが、ストリートサッカー自体にもほとんどいません。私はもともと小学校から大学までサッカーとフットサルをやっていました。卒業後はストリートサッカーのみやっています。大学ではチームには入っていなかったんですが国体で活動していました。

——いまのチームに入ったきっかけは?

(八島 亜美)もともと他のチームでフットサルやストリートサッカーをやっていました。その当時の関係で雨宮さんに出会って練習に参加させてもらい、チームに合流したという流れです。

©️Shooty

——サッカーを始めたきっかけは?

(八島 亜美)兄がサッカーをやっていたことが大きいです。私は小さい時から1対1の勝負が好きだった。なので、ストリートサッカーの特徴である技を駆使してフィジカルに頼らないスタイルに自然と惹かれました。

——男性に混じってプレーすると不利ですか?

(八島 亜美)そう感じる時もあります。本当にガチガチでやる場面もあるので。身体が当たる対戦もあって、それ自体はとても迫力がありますよ。

——昨年の世界大会にも出場したそうですね?

(八島 亜美)予選であと一回勝てればベスト18というところでした。普段一緒にやっているチームでもみんな上手いですし、大会に出て世界中にも上手い選手がたくさんいるのを見て、またいい刺激になりました。大会後も動画を観ながら練習で真似たりしてます。

——今回開催される4月の大会に向けては?

(八島 亜美)現状では女性のエントリーはひとりだと思います。女性だから一回で負けてしまうだろうと思われるのは嫌なので、できれば女性でもここまで出来るんだというのを見せたいです。私を目標にしてくれている小さい子どもや女の子もいるので。今回に限らず、今後、サッカーの澤選手のような存在になれたらいいなと思います。またプレーするだけではなく運営面でも、例えばコートを作ったり、できることはみんなで協力しながらやっています。

——観ている方へメッセージをお願いします。

(八島 亜美)サッカーと違って一つひとつの技で魅せる競技なので、みんなが注目してくれる。その楽しさ、ワクワク感を伝えたいなと思います。もちろん緊張もあると思うけど、先日の世界大会も逆に楽しめてたから、今回もそうできたらいい。携わる方々やプレーヤー自身の雰囲気とかもあるのかもしれませんが、そうしたストリートサッカーがもつ良さが伝わればいいです。

さらに、この大会をきっかけにストリートサッカーに注目してもらいたい。自分は元々すごく上手いという訳ではないですし、少しずつ努力して上手くなって、でもまだまだ上がいる。それでも、また世界大会で予選を突破するなどの結果を出せたらいいですし。もっと上手くなりたいし、参加する人が増えて欲しい、そしてファンも増えてくれたらと思います。

——ありがとうございました。大会での活躍を期待しています。

©️Shooty

タイトルとURLをコピーしました