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フジゼロックススーパーカップ2018 王者・川崎が圧勝の予感?

佐藤文孝

2018/02/09 07:45

2018/02/08 07:07

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NEWS

10日に開催されるゼロックス・スーパーカップ、
今年は2017年Jリーグ王者・川崎フロンターレと天皇杯覇者・セレッソ大阪との間で争われる。

昨年、ついにリーグチャンピオンに辿り着いたフロンターレはシーズンオフもチームカラーである攻撃的サッカーをより一層、強力なものへとするべく積極的なの補強を行った。
今年のフロンターレの最大の目玉は何と言っても元日本代表・大久保嘉人の復帰だろう。

また、チームを率いる鬼木達監督は昨季就任1年目での栄冠とはいえ、長らくトップチームのコーチを務めてきた。熟知した「川崎カラー」である攻撃サッカーを一気に完成の域にまで引き上げることに成功し、その戦術は今年もより浸透していくはずだ。さらなる得点力アップを目指す為に大久保の他、横浜Fマリノスから斎藤学(怪我で治療中)やガンバ大阪から赤崎秀平などの攻撃的プレーヤーの獲得している。

昨年、念願のリーグ王者獲得の原動力となったのはリーグ最多の71得点という破壊的な攻撃力であることは明らかであり、得点王の小林悠、ベテラン中村憲剛をはじめ、家長昭博や阿部浩之、長谷川竜也といった昨季の攻撃陣は今年も健在だ。
その布陣に3年連続得点王の実績を持つ大久保嘉人が加わり迎える今シーズンの初戦、クラブ史上初めて王者として挑む最初の公式戦でセレッソ大阪を圧倒する可能性は極めて高いとみていいだろう。

昨年、天皇杯、そしてルヴァンカップの二冠に輝いたセレッソ大阪はユン・ジョンファン監督がこちらも2年目となるシーズンを迎える。
J1復帰一年目でのセンセーショナルな活躍が目覚ましかった昨季だったが、今シーズンからはポゼッション強化を図るとも言われており、戦術の変化がどこまで戦いぶりに影響がみられるか注目される。昨シーズン、一時首位に立ち、終盤には5連勝も記録、天皇杯では堅守・横浜Fマリノスを延長の末下している。カップ戦を連覇しており「一発勝負」への強さも含め、チーム力をどこまで戻せるかが大きなポイントだ。 

それでも川崎の攻撃力を止めることは容易ではないだろう。それほどまでに今年の川崎からは強さと、何よりリーグチャンピオンとしての誇りが伝わってくる。
チームカラーをより確固たるものとして力強さを増したフロンターレの、ド派手なゴールラッシュがワールドカップイヤーの幕開けを告げる号砲となる気がしてならない。

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