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リヴァプールvsマンチェスター・シティ 期待点、プレミアリーグの戦術トレンド、グアルディオラの将来

ぱこぱこ・へめす

2017/01/06 22:05

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プレミアリーグの戦術トレンド

さて、マイケル・コックス(Micheal Cox)氏によると、ペップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)、ジョゼ・モウリーニョ(マンチェスター・ユナイテッド)、ユルゲン・クロップ(リヴァプール)、アントニオ・コンテ(チェルシー)など世界でも有数の戦術的特徴を持った指揮官が終結した2016/17シーズンのプレミアリーグの戦術的なトレンドとして以下の5点を指摘しています。

1. プレッシング(Pressing)
2. 偽9番(False Nines)
3. 3バック(Three-Man Defences)
4. セットプレーからのゴール(Set-piece Goals)
5. フリーロールの減少(Fewer Free Roles)

グアルディオラがバルセロナの監督に就任して見せた美しいサッカーにより、世界中でボール保持時のポゼッションに注目が集まりました。そんな中ドルトムントを指揮していたクロップは、ペップバルサのネガティブトランジション、すなわちボールロスト時にすぐにプレッシングをかけてボールを奪い返すという部分の戦術に着目し、カウンタープレッシング(Counter-Pressing、またはゲーゲンプレッシング)という戦術を編み出しました。香川真司選手がドルトムントに加入したことでゲーゲンプレスという言葉は日本でもかなり広まっていると言えるでしょう。またサウサンプトンや現在はトッテナムを率いるポチェッティーノ監督もハイプレッシング戦術で有名であり、現セビージャ指揮官のサンパオリ監督と並び次期バルセロナ監督の候補に挙がっていると言われています。

またペップバルサによって再び有名になった偽9番戦術ですが、今シーズンのプレミアリーグではリヴァプールのフィルミーノやアーセナルのサンチェスを始め、グアルディオラもシティで時々デ・ブライネやノリートを偽9番として起用しています。

今シーズンからチェルシーを率いるコンテ監督は、もともとユヴェントスやイタリア代表で使っていた3-5-2とは異なるものの、シーズン途中から3-4-3システムに変更して以降素晴らしい成績を維持しリーグ首位を走っています。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグがなくトレーニングの時間を十分にとれているのも要因でしょう。その他トッテナムやエヴァ—トンも3バックにチャレンジしています。またマンチェスター・シティは3バックによるビルドアップを見せ相手ボール時には4バックという形が多いのですが、相手ボールの時にも3バックのままという形も何度か見せています。

グアルディオラの将来

ここ10年ほど監督として世界のサッカーを牽引してきたペップ・グアルディオラ監督ですが、最近のインタビューでキャリアの終わりを示唆してします。もともとバルセロナのスポーツディレクターになる予定がありながら結局バルセロナBの監督に就任した経緯があり、育成年代での指導にも興味を持っているグアルディオラの将来はどうなるのでしょうか。

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