残り3節となったJリーグ2ndステージ、直近5試合4勝1分という快進撃で2位浮上のヴィッセル神戸。その立役者であり現在暫定ながら19得点というハイペースで得点を量産するレアンドロ選手。先日発表されたJ1・9月の月間MVPを受賞したブラジル人FWのこれまでのキャリアを振り返ってみました。
by VISSEL KOBE
ほとんどのキャリアはアジアで
2005年ブラジルのナシオナルACからJ1大宮アルディージャにレンタル移籍を果たしJリーグに初参戦します。
その後モンテディオ山形を経て、2008年には現在所属のヴィッセル神戸に完全移籍を果たし、翌年にはガンバ大阪に加入。その年のアジアチャンピオンズリーグで得点王の大活躍もありカタールの強豪アル・サッドに引き抜かれる形でJリーグから一時離れるも、2013年のガンバ大阪へのレンタル移籍で日本復帰。
その後、柏レイソルへの完全移籍を経てヴィッセル神戸での現在の活躍に至ります。
プレースタイル
身長176cm・体重68kgというJリーグ選手の中でも特に目立った数字ではない体格のレアンドロ選手ですが、プレースタイルを一言で言うと万能型ストライカー。ゴールパターンも多彩で、両足、頭、ドリブル、ワンタッチシュートなどどんな形でも得点が取れます。周りとのコンビプレーも上手にこなし、思い切ったシュートを打てる力強さと、キーパーとの一対一をループシュートで仕留める冷静さも持ち合わせています。ゴールハイライトが見ていて楽しい選手です。
助っ人ストライカー
by Jleague.jp
キャリアのほとんどをJリーグやカタールで過ごしているレアンドロ選手ですが「助っ人ストライカー」という呼ばれ方をすることが少なくありません。それもそのはず現在31歳にしてレンタル移籍を含めてすでに10回以上の移籍を繰り返しています。キャリアの中でこれだけ多くのチームで一定の活躍をしてきた実力は本物でしょう。
タイトル獲得を目指して
残りわずかの日本のサッカーシーズンですが、レアンドロ選手はチーム・個人の得点王のタイトル共に狙える位置にいます。今季1stステージを12位で終えたヴィッセル神戸にとって、2ndステージは何としても優勝したいはず。
現在これだけの活躍を見せるレアンドロ選手には今後もできるだけ長くプレーし、タイトル獲得に貢献してもらいたいものですね。