U-18クラブユース選手権の得点王に久保建英!FCバルセロナに所属していた中学生とは一体何者か。

8月4日、U-18クラブユース選手権が終了し、FC東京が優勝しました。得点王は優勝したFC東京の久保建英。FCバルセロナに所属していた経緯から多くの注目を集めています。
中学生ながらU-18クラブユース選手権に出場し、5ゴールで得点王に輝いた日本を代表する逸材の経歴をまとめました。


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FCバルセロナ入団のきっかけとなった「FCバルセロナキャンプ」

久保くんは現在15歳。神奈川県川崎市出身です。地元のクラブチームを経て、川崎フロンターレの下部組織に入団。その後、FCバルセロナに入団します。
入団のきっかけとなったのが「FCバルセロナキャンプ」。バルサスクールのコーチを迎えて行うバルサ公認のキャンプで、MVPには現地スペインのバルサスクールに招待されます。
久保くんは10歳のときに参加し、見事MVPに輝いたことでバルサスクールの一員として国際大会に参加しました。
A・マドリーやケルン、シャルケなどの名門が参加する、その国際大会で6ゴール1アシストを記録。またしてもMVPに輝いた久保くんはバルサスクールコーチの推薦を受けて、入団テストを受けることになり、見事合格しました。

FCバルセロナ入団から、FIFAの規則違反により日本帰国へ


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わずか10歳にしてFCバルセロナの入団テストに合格。あのメッシでさえ13歳で入団テストに合格したことから才能の片鱗がうかがえられます。
バルサ入団後も主力選手としてリーグ戦やカタルーニャ杯に出場し、優勝の原動力になるなど“名門クラブの一員”として活躍してきました。
しかし、2014年4月FIFAが18歳未満の選手獲得・登録に違反があったとしてFCバルセロナに処分。久保くんも対象となったひとりです。
その影響で、公式戦に出場することができなくなった久保くんは帰国を決意。FC東京の下部組織に入団しました。

“世界レベル”のプレーヤーとしての日本での活躍


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帰国後はU-15日本代表に選出。フランスとの親善試合で挙げたゴールはまさに“別格”でイタリア紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」はメッシ2世と紹介しました。
また、U-18クラブユース選手権には“飛び級”で出場。5ゴールを叩きだし、大会得点王に輝きました。
その中でも、準決勝川崎フロンターレ戦でのFKによるゴールは圧巻で、中学生ながら会場の雰囲気を変える存在感は圧倒的でした。

日本サッカーの未来を担う存在となれるか

現在15歳の久保くんは4年後の東京オリンピックが開催される年には19歳。母国開催の東京オリンピックでは久保くんの活躍が観られる可能性が高いです。
リオオリンピックでは残念ながらグループリーグ敗退で大会を終えましたが、東京オリンピックでは久保くんの活躍で日本がメダルを勝ち取る姿をぜひ観たいものです。
東京オリンピックだけでなく次代のA代表でエース候補となる、久保くんの今後の活躍を大いに期待しましょう!

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