ユーロ2012で優勝し、史上初の2連覇を達成したスペイン代表。今大会は3連覇がかかっています。2008年から指揮を執り続けるデル・ボスケ監督はさらなる偉業を達成できるでしょうか。
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GK
イケル・カシージャス(ポルト)
ダビド・デ・ヘア(マンチェスターU)
セルヒオ・リコ(セビージャ)
DF
セルヒオ・ラモス(レアルマドリー)
ジェラール・ピケ(バルセロナ)
エクトル・ベジェリン(アーセナル)
ジョルディ・アルバ(バルセロナ)
マルク・バルトラ(バルセロナ)
セサル・アスピリクエタ(チェルシー)
ミケル・サン・ホセ(アスレティック)
フアンフラン(アトレチコマドリー)
MF
ブルーノ・ソリアーノ(ビジャレアル)
セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)
コケ(アトレチコマドリー)
ティアゴ・アルカンタラ(バイエルン)
アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
ダビド・シルバ(マンチェスターC)
ペドロ・ロドリゲス(チェルシー)
セスク・ファブレガス(チェルシー)
FW
アリツ・アドゥリス(アスレティック)
マヌエル・ノリート(セルタ)
アルバロ・モラタ(ユベントス)
ルーカス・バスケス(レアルマドリー)
スペイン代表はリーガエスパニョーラのみならず、様々な国でプレーする選手が招集されています。ですが、やはり3強と言われるバルセロナ、レアルマドリー、アトレチコマドリーの名前は目立ちますね。
前回大会優勝の立役者が落選・・
ユーロ2012の決勝戦では「カテナチオ」の愛称で知られるイタリア代表相手に攻撃陣が爆発。4-0の大勝でした。その試合で3点目を奪ったのはフェルナンド・トーレス選手。ここ数年はチェルシーやミランなどで実力を発揮できずにいましたが、古巣のアトレチコマドリーに戻ると、今季は11得点を挙げる活躍を見せました。CLでも決勝に勝ち進んだチームのFWとして、選出に期待が高まっていましたが、彼の名前は呼ばれませんでした。
またダメ押しとなる4点目を決めたのは、現在マンチェスターUでプレーするフアン・マタ選手。左足から出されるパスの精度は一級品です。今季は全試合に出場し、充実のシーズンを送りました。予選のメンバーには召集されていましたが、彼も本大会の切符を掴むことはできませんでした。ポジション、利き足、プレースタイルが似ているシルバ選手の壁はかなり厚いようです。
大きく変わったメンバー。進みつつある世代交代
彼らのような経験のあるメンバーは去った一方で、若手選手が多く選ばれています。先日のチャンピオンズリーグ決勝のPK戦で1人目のキッカーを務めたバスケス選手には期待がかかっています。彼の得意のドリブル突破が、スペインの新たな武器になる可能性は十分にあります。優勝を果たしたユーロ2012を経験しているメンバーは10人しかいません。半数以上の選手がそれ以後に代表に呼ばれています。
MSNの後塵を拝すルーカス・バスケス。by LA RAZON.es
強豪に快勝!チーム状態は上向き
29日にボスニアヘルツェゴビナと対戦したスペイン代表。アトレチコマドリード、レアルマドリードに所属する選手を欠いた一戦となりましたが、3-1の快勝を収めました。アピールに成功したのは2得点を挙げたノリート選手。2得点目の場面では、PA内でディフェンダーに囲まれながらも芸術的なループシュートを選択。名手・べゴヴィッチが一歩も動けない素晴らしいシュートでした。このノリートという選手は、バルセロナの下部組織出身で、トップチームでも2試合の出場経験があります。2013年にセルタに移籍したのがきっかけでブレイクを果たしました。3シーズン連続で2桁得点を記録しており、現在ノリに乗っているFWです。
マヌエル・ノリートby サッカー選手wiki
ユーロ3連覇がかかる今大会。プレッシャーは相当のものがあるでしょう。選出された選手全員が経験豊富というわけではありません。さらにグループリーグで対戦するチェコ、トルコ、クロアチアはすべてが侮れない相手。無敵艦隊にはたくさんの試練が待ち受けていますが、それを乗り越えていく姿を見せてくれるでしょう!