リオに俺を連れて行け!Vol.6 喜田拓也

第5弾まで攻撃的な選手に焦点を置いて、特集してきた『リオに俺を連れて行け!』シリーズ。今回は打って変わって、守備的MFとして昨シーズンから活躍著しい 横浜F・マリノス 喜田拓也選手を紹介します。

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順風満帆!残すはオリンピックのみ

小学生の頃から現在も所属している横浜F・マリノスの下部組織に入団を果たした喜田選手。2006年には主将として全国制覇、2011年にはFIFA U-17W杯で4試合に出場し、チームのベスト8進出に大きく貢献しました。その後も年代別代表に選ばれ続け、2012年には2種登録選手として、いち早くプロの世界を経験。そして、昨年のアジアカップでは予備登録選手50人に選出されるなどハリルホジッチ代表監督も一目を置く存在へと成長していきました。外からみると、順風満帆のサッカー生活を送っているように見えますね。

このように順調なサッカー人生ともいえる喜田選手ですが、リオを目指す戦いは現在苦戦中。昨年10月に行われたU-23佐賀合宿を怪我で辞退してからは、招集の声がかかっていません。ですが、「リオ五輪をもちろん目指しています。」と力強く語る喜田選手、最後の最後までリオの切符を諦めません!


by YOKOHAMA F MARINOS

マリノスが誇る中盤のダイナモ 意表をつくミドルも

喜田選手のプレースタイルはまさに中盤のダイナモ(運動量豊富な選手)。昨年にエリク・モンバエルツ監督の心を掴むとスタメンを奪取。自慢の無尽蔵のスタミナで相手の攻撃の芽を摘み、チームのピンチを救ってきました。さらに、今年は攻撃面の強化も目標の一つとして掲げ、ミドルレンジからのシュートも力をいれています。今シーズンの第7節ジュビロ磐田戦には、豪快なミドルシュートでプロ初ゴールも記録し、新たな進化を遂げようと日々奮闘しています。


by YOKOHAMA F MARINOS

もしリオ世代に喜田拓也が入ったら…

喜田選手が主戦場としているボランチは、リオ世代では豊富な人材が揃っています。不動のキャプテンでチームを影から支える遠藤航選手(浦和レッズ)を筆頭に、攻撃的センスが売りの大島僚太選手(川崎フロンターレ)、アジア最終予選の準決勝で終了間際に豪快なミドルシュートで、日本をリオへ導いた原川力選手(川崎フロンターレ)などそうそうたる顔ぶれがひしめいています。現実的に本戦メンバーへ選ばれるのは、かなり厳しいですが、リオでは必ず喜田選手の力が輝くはずです。
攻められる時間が多くなることが予想される中で、喜田選手のような献身的にチームのために働いてくれる選手は勝利への機運を高めます。再び代表の舞台で、若きダイナモが輝きを放つ日を楽しみに待ちましょう!


by 産経ニュース

プロフィール

国籍:日本
生年月日:1994年8月23日(21歳)
出身地:神奈川県横浜市中区
身長:168cm
体重:58kg
在籍チーム:横浜F・マリノス
ポジション:MF
背番号:28
利き足:右足

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