リオに俺をつれて行け!Vol.3 川辺駿
リオオリンピック最終予選では選出されなかったが、本戦では必ず力になる選手をピックアップしていくこのシリーズ。第三弾となる今回はジュビロ磐田の川辺駿選手です!
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期限付き移籍期間を延長!磐田からリオを狙う
川辺選手は所属しているサンフレッチェ広島ではなかなか出場することができず、出場機会を求めて昨年J2にいたジュビロ磐田へ期限付き移籍で加入しました。すると、広島ではリーグ戦に今までたったの4試合の出場にとどまっていた川辺選手ですが、磐田では一年間で33試合に出場し、3ゴール。ボランチの一角として機能し、攻撃のタクトを振るい続けました。そして、チームは川辺選手の活躍もあり、見事J1復帰を果たしました。
磐田での活躍が評価され、2016シーズンは古巣の広島に帰るのではないかとも予想がされていましたが、一年間の移籍期間延長を発表!古巣ではなく、プロとして成長できた磐田からリオを虎視眈々と狙っています。
名波監督も認めるパスセンス!守備も怠らず
川辺選手はボランチとして守備もこなしますが、最大の特徴は攻撃のスイッチとなる絶妙なパスセンスです。常に前のスペースを探し、積極果敢に前線の選手へスルーパスを供給し、チャンスを幾度も演出します。このパスセンスは名波浩監督も認めており、彼に対してかなり期待しています。
また、「ここぞ!」という時には、パスの後に自身も前線へ上がり、フィニッシュに絡む働きを見せます。昨年3ゴールを決めたように、攻撃参加も得意としているのです。
by ゲキサカ
もしリオ世代に川辺選手が入ったら…
川辺選手が起用されるとなると、トップ下の可能性もありますが、おそらく本職のボランチで起用されるでしょう。最終予選メンバーのボランチでいうと、守備に定評がある主将の遠藤航選手と井手口陽介選手に加え、川辺選手同様に攻撃センスを兼ね備える大島僚太選手が主軸と活躍していました。川辺選手の武器からいうと、前者の二人よりは、似たタイプの大島選手と枠を争うことになるでしょう。
大島選手がタイトルを争うチームのボランチを担っている一方で、川辺選手が今季は残念ながらスタメン落ちとなっています。しかしながら、昨年のような働きを続ければ、必ず代表のなかでも輝くことができます。まずは、再びスタメンを奪取し、昨年の感覚を取り戻すことが先決でしょう。
オリンピックまでもう間もなくとなっています。最後まで諦めない川辺選手から目が離せません!
by ゲキサカ