リオに俺をつれて行け!Vol.1 関根貴大
このシリーズではリオ予選には選ばれなかったが、本戦ではチームの力になりうる選手を紹介していきます。第一弾は浦和レッズ・関根貴大選手です!
20歳にして豊富な試合経験
関根選手はわずか19歳から主力としてJの舞台で活躍を続けています。世界からするとそこまで不思議なことではありませんが、若手が試合にあまり絡めていない昨今のJリーグではかなり珍しいことです。さらに、関根選手が所属しているのは何を隠そう浦和レッズ。日本代表の槙野智章選手や柏木陽介選手を擁する日本有数のビッククラブです。そんなクラブで19歳から試合に出続けているというのはいかに関根選手がすごいかよくわかりますよね。昨年の5月には3試合連続ゴールを決め、月間MVPを獲得。関根選手の勢いはとどまることを知らないのです。
負けん気、そしてガムシャラさ
どんなDFと対峙しても、物怖じせず果敢に攻める。
関根選手はまさにそのようなプレースタイルをぶれずに続けています。縦に抜けるドリブル突破や、中へ切り込み、自ら持ち込んでシュートなど、その場の状況に合わせていくつものシーンを生み出すことができるので会場のお客さんは「関根がボールを持つと、なにか起きそう!」というように期待感が大きく膨らみます。
さらに競り合いの時には、相手に体を当てられても、必死に食らいついていきます。その姿からは、関根選手が持つ負けん気やガムシャラさが観ている側に強く伝わってきます。この気持ちの部分も強みの一つと言えるのです。
by SOCCER KING
もし、リオ世代に関根貴大がいたら…
関根選手は前線であればどこでもプレーをすることができます。ですが、やはり浦和でも主戦場としている右サイドで勝負してほしいものです。最終予選では、矢島慎也選手と南野拓実選手の2人が3試合ずつ右サイドのスタメンを担当いたしました。矢島選手、南野選手も最終予選ではそれぞれの力をチームに還元してくれたのですが、関根選手はこの2人よりも単独で相手に対して、勝負を仕掛けられる選手であります。
リオ世代を率いる手倉森監督は、最終予選の戦いと世界での戦いは違ってくると明言しており、関根選手に対して「アジアの戦いは空中戦だったが、世界では地上戦が増える。鎌田や関根ら地上で崩せる選手に可能性が出てくる。」と関根選手に期待を寄せています。
最終予選に選ばれなかった関根選手は必ずリオの舞台で悔しさを晴らしてくれるはずです。まずはリオ五輪代表メンバーに入るべく奮闘する関根選手を応援しましょう!