あの名門クラブが、J1に帰ってくる…!
これまで数々のタイトルを奪取し、一時は黄金時代を築いたジュビロ磐田が来季、J1の舞台に舞い戻ります。
今回は、ジュビロ磐田がJ1復帰を決めた試合のキーマン、MF小林祐希選手に注目して、プロフィールやプレースタイルなどご紹介します!
混戦のJ2…J1への切符つかんだジュビロ磐田
by Web Sportiva
J1昇格を目指して激闘が繰り広げられたJ2。残り1節を残して大宮アルディージャの優勝が決定し、来季からJ1へ自動昇格となりました。
自動昇格でJ1への切符をつかめるのは2チーム。最終節、残り1枠の切符を争うのは勝ち点79で2位のジュビロ磐田。そして勝ち点は磐田に並ぶも得失点差で3位につけるアビスパ福岡です。
磐田は大分トリニータと対戦。勝利すれば、福岡が5点差以上の大差で勝利しない限り自動昇格できます。
一方の福岡はFC岐阜と対戦。磐田が破れれば、引き分けか勝利が必要。磐田が引き分けると、勝利しか自動昇格の道はありません。磐田が勝利した場合は、福岡は5点差以上での勝利が求められます。
11月23日に行われたJ2最終節。試合結果は、磐田は大分に1-2で勝利を収め、来季よりJ1へ昇格が決定。福岡は岐阜を相手に1-4で勝利するも得失点差で自動昇格は叶いませんでした。
最終節、磐田の昇格を決めたは劇的すぎるゴール!
磐田は後半17分、DF伊野波雅彦選手が得点を挙げ、勝利が近づいたかと思った試合終了間際の後半45分、大分に同点ゴールを決められてしまいます。
スタジアムには同時刻に行われていた福岡と岐阜の試合結果の情報が入り、磐田サポーターの表情が曇った後半アディショナルタイム、MF小林祐希選手が左足で劇的な逆転ゴールを決め、そのまま試合終了。磐田は2-1で勝利し、J1への切符を手にしました。
劇的ゴールの小林祐希選手って、どんな選手?
by Jleague.jp
MF・小林祐希(こばやし・ゆうき)選手
1992年4月24日生まれ
東京都出身
182㎝/72㎏
利き足:左足
歴代所属クラブ:東京ヴェルディユース→東京ヴェルディ→ジュビロ磐田
東京ヴェルディの下部組織出身。各年代の日本代表に選出された経験持つ。2011年、東京Vのトップチームに昇格すると即スタメンで起用され、1年目でリーグ戦34試合に出場し、2得点を挙げる活躍を見せます。
2012年からは、そのチームのエースに与えられる10番を背負い、またクラブ最年少となる19歳でキャプテンに就任。しかし、同年7月ジュビロ磐田に期限付き移籍をすることに。移籍当初は、なかなか出場機会に恵まれない日々もありました。
名波浩監督就任で開花した司令塔
by SOCCER KING
2014年9月、新たに名波浩監督が就任した磐田。小林選手は名波監督の下、トップ下のポジションで起用され、同年はリーグ戦36試合に出場。そして、2015年はリーグ戦40試合、6得点を挙げる活躍でジュビロの快進撃に大きく貢献します。
また、小林選手の特徴は左足から放たれる強烈な無回転シュート。今年4月、J2第6節で横浜FCのFW三浦知良選手が、磐田を相手にJリーグ最年長ゴール挙げ話題になりましたが、実はその試合で小林選手は約40メートルの強烈FKで得点を挙げています。
もちろん、三浦選手のゴールも素晴らしいですが、小林選手のFKも観客を沸かせる見事なものでした。
来季は、J1を舞台にどんなプレーでスタジアムを湧かせてくれるのか。世代としては、ガンバ大阪FW宇佐美貴史選手や鹿島アントラーズMF柴崎岳選手らと同世代の1992年生まれ。今後の日本のサッカー界を担う‘プラチナ世代’の小林選手に、来季も大注目です!