8月1日に行われたFAカップ決勝でチェルシーを下し、史上最多となる14度目の同タイトル制覇を果たしたアーセナルだが、ミケル・アルテタ監督は各選手に対し、FAカップ優勝に満足しないよう求めた。英紙『The Sun』が伝えている。
Arteta tells Arsenal stars not to take foot off gas on holiday after FA Cup win https://t.co/3w2znremqR
— Sun Sport (@SunSport) August 19, 2020
FAカップを制したことで、月末にリヴァプールとコミュニティーシールドで対戦するアーセナルだが、現在選手たちには休暇が与えられている。
同クラブの最高給となる週給35万ポンド(約4860万円)を受け取る元ドイツ代表MFメスト・エジルは自身のインスタグラムにヨットでくつろぐ様子を投稿した。
しかし、アルテタ監督はすでに先を見据えているようだ。そのエジルの投稿と日を同じくしてアルテタ監督は「選手たちが戻ってきたときに、FAカップ優勝にをどのように受け止めたかを見ることになる。タイトルを勝ち獲ったからリラックスしているのか、それとも『よし、自分たちは何も成し遂げていない』と言うのかだ」と語った。
さらにアルテタ監督は「次のレベルに到達するためには、もっと努力する必要がある。今、自分たちでコントロールしきれていない数々の部分を改善していかなくてはならない。選手たちもそう思ってくれていれば、私は満足に思う。そういった正しい決意ができれば、クラブをトップレベルに戻すことができると確信しているよ」と話し、選手たちに奮起を促した。
マンチェスター・シティではペップ・グアルディオラ監督のアシスタント・コーチを務め、様々なタイトルを勝ち獲ってきたアルテタ。監督として手に入れたFAカップという初タイトルも、アルテタにとって、それは更なる高みへの通過点でしかないのだ。
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