バーミンガムからドルトムントへの移籍が決定した17歳のジュード ベリンガム。
マンチェスターUなどプレミアリーグのビッグクラブからの関心も報じられていたベリンガムが選んだのは国外のドルトムントとなったが、この選択は賢明な判断なのかもしれない。
近年のブンデスリーガはイングランドの若手選手の成長の場としての側面も持っている。
その最たる例はドルトムントのジェイドン サンチョと言っても過言ではないだろう。
加えて、ドルトムントは若手選手を積極的に起用する傾向もあり、そのような選手たちがステップアップを果たしていく場としても良い環境が整っていると言えるかもしれない。
ロベルト レヴァンドフスキ、ウスマン デンベレ、クリスチャン プリシッチ、マリオ ゲッツェ、トマーシュ ロシツキがドルトムントでワールドクラスに成長していった。
現在のスカッドでもジェイドン サンチョ(20歳)然り、アーリン ホーラン(19歳)も同様だろう。マテウ モレイ(20歳)、ジョヴァンニ レイナ(17歳)にも大きな期待がかかっている。
そういった点から見てもジュード ベリンガムは賢明な判断を下したのかもしれない。
ドルトムントでの成功は即ち、真のワールドクラスへの道程となる可能性が高いからだ。
また、ドルトムントは”商売上手”な一面も併せ持つ。
近年の移籍市場での動向を見ればそれも明らかだ。
ウスマン デンベレ、クリスチャン プリシッチ、ピエール=エメリク オーバメヤン、ヘンリク ムヒタリヤン、マリオ ゲッツェ、マッツ フンメルス、アブドゥ ディアロ、イルカイ ギュンドアン、パコ アルカセル、ユリアン ヴァイグル、これらの選手の獲得に費やした移籍金の合計は1億4870万ポンドだ。
一方、彼らを売却したときの移籍金の合計は4億2190万ポンドとなり、2億7320万ポンドの利益を得ているのだ。
今夏の移籍が噂されるサンチョにも超高額の移籍金の噂が報じられ、いずれ巣立っていくことが予想されるホーランもこのまま成長すれば、天文学的な移籍金をドルトムントにもたらすことになるだろう。
ベリンガムの才能はすでに高く評価されており、ブンデスリーガでも成長を続け、更なる名声を得ることとなれば、選手、クラブ双方にとって今回の移籍も最高の契約と言えるだろう。
Seven kids Dortmund made world-class https://t.co/JqcrNvlROF
— The Sun Football ⚽ (@TheSunFootball) July 20, 2020