ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン サンチョを巡る駆け引きに注目が集まっている。
『ビルト』の情報によれば、マンチェスターUがドルトムントがサンチョの移籍金として要求する1億2000万ユーロを支払うのは、チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得した場合のみだという。
まずは来シーズンのCL出場権の獲得、それが実現した後に1億2000万ユーロのオファー。これがユナイテッドのサンチョ獲得プランとなるようだ。
そして今のところ、サンチョはドルトムントに残留する可能性が高くなっている。
マンチェスターUは、リーグ戦残り2試合でレスターと同勝ち点の5位(勝ち点62)。
最終節はそのレスターとのアウェイで直接対決であり、CL出場権をかけた事実上の決勝戦となるかもしれない。
1つはっきりしているのは、サンチョがユナイテッドへの移籍を希望していることだ(サンチョとドルトムントの契約は2022年まで)。
サンチョはイングランド代表でチームメイトであるマーカス ラッシュフォードとも仲が良い。
サンチョはすでにユナイテッドへの移籍は、新シーズンもチャンピオンズリーグでプレーし続けられる場合のみの選択肢であることを明言している。
ドルトムントのハンス ヨアヒム ヴァツケCEOとミヒャエル ツォルクSDを中心とするドルトムント上層部は現在、サンチョの去就についてはプレミアリーグが終了するまで決まらないと想定している。
ただそれにもかかわらず、ドルトムントにとっては贅沢なシチュエーションになっており、リラックスして状況を見守ることができている模様だ。
2017年に784万ユーロというバーゲン価格でマンチェスターCから獲得したサンチョが去ることになれば、ドルトムントは1億2000万ユーロの移籍金が手に入る。
ドルトムントはその一部を使ってコロナ危機による4500万ユーロの損失を補填したいと考えている。そして残りの資金は、可能な限り後釜の確保に充てる考えだ。
逆にサンチョが残留することになれば、ドルトムントは来季のブンデスリーガ優勝を目標として宣言できる可能性が再び高まることとなる。
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— BILD Sport (@BILD_Sport) July 14, 2020