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ユナイテッドOBが激白、プレミアの優勝パーティーは退屈?

Footmedia

2020/07/07 12:10

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元ブルガリア代表のディミタール・ベルバトフ(39歳)が、マンチェスター・ユナイテッド時代の優勝パーティーについて「退屈だった」と英紙『Daily Star』に打ち明けた。

ベルバトフは、2008年にトッテナムからユナイテッドに加入すると在籍4シーズンで149試合56ゴールの数字を残し、2度のプレミアリーグ制覇に貢献した。それまで在籍したCSKAソフィア、レヴァークーゼン、トッテナムではリーグ優勝とは無縁だったため、2008/09シーズンのプレミアリーグ制覇は自身初のリーグ優勝だった。さらにブルガリア人として初のプレミアリーグ制覇という特別な快挙でもあった。

「初めての優勝パーティーを覚えているよ」とベルバトフ。「優勝が決まったあと、みんなでマンチェスター市内のパブに行ったのさ」と当時の思い出を振り返った。

しかし想像していた派手なパーティーとは全く違ったという。「店内ではギターの生演奏があり、僕らは席に座って何杯かお酒を飲んだ……(退屈過ぎて)寝そうになったよ! 午前2時には家に戻ってベッドに入っていたね。」

「信じられなかったよ。ブルガリアならばテーブルに飛び乗ってシャンパン・ファイトをしていたはずさ。」

だが、ベルバトフはすぐに気づいたという。「何も聞かなくても分かったよ。当時のユナイテッドの選手たちからすると、勝つのが当たり前だったのさ。特別なことではなく、優勝することに慣れてしまっていたのさ。」

確かに当時のユナイテッドには、ギャリー・ネヴィル、ライアン・ギグス、ポール・スコールズ、ウェイン・ルーニーなど、飲み飽きるほど何度も勝利の美酒に酔いしれた選手が揃っていた。ベルバトフにとって初のリーグ優勝となった2008/09シーズンも、彼らからすれば3連覇の3年目に過ぎなかったのだ。

意識の違いについてベルバトフはこう説明する。「僕からすれば初めての優勝だったので本当に嬉しかった。ブルガリア人として初のプレミアリーグ制覇も誇らしかった。」

「でもギグス、スコールズ、ネヴィルといった選手たちは優勝するのが当たり前だった。まるで『おい、ベルバトフ。10分間だけ喜んでいいが、すぐに次のタイトルを目指すぞ』という感じだったのさ。」

当時のユナイテッドは、優勝パーティーが退屈に感じられるほど黄金期を築いていたということだ!

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