The Baku final is within touching distance 😍
The #UELfinal will be ________ 🆚 ________ 🔮 pic.twitter.com/TBVMAIAt0j
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セミファイナルもう1つの試合はアーセナルvsヴァレンシア。
両チーム共にヨーロッパコンペティションに順応できるチーム体制をしているので、かなりおもしろい試合が期待される。
またお互いに「来シーズンチャンピオンズリーグに出場できるかもしれない」当落線上にいるよく似た状況であり、この試合に全神経を集中することができないのも申し上げるべきポイントであろう。
そんなアーセナルvsヴァレンシアのマッチアップを取り上げたいと思う。
アーセナル
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エメリ体制初年度に爪痕を残すことができるか。
今シーズンの成果を占う一戦がヴァレンシア戦で訪れた。
セヴィージャを率いた時代に前人未到の3連覇を果たしたエメリの実力はアーセナルでも通用することを証明できるだろうか。
紆余曲折ありながらも昨シーズン以上の好成績を出すことに成功したアーセナル。
その原動力にはやはりラカゼットの存在であると考える。
ラカゼットの正確なボールタッチからこれまでどれだけのゴールを生み出して来たことだろうか。
かつてはシャイな性格とも現地では報じられていたが、ピッチの上ではガナーズの皇帝として君臨しリーグ戦ここまで13ゴール8アシストとゴールに絡むプレーを量産している。
またコラシナツ、メイトランドナイルズの急成長も忘れてはならない。
彼らの裏への飛び出しは絶妙で、攻撃時になくてはならない存在と化してチームに貢献している。
カウンターの際にはもちろん、さらに停滞した状況を打開したい時には必ずこの2人がサイドラインを駆け上がってくれる頼もしい。
セミファイナルをでもこの3人を中心にヴァレンシアを翻弄させたい。
ヴァレンシア
🦇 Parejo scores on his 50th UEFA club competition appearance 💪#UEL pic.twitter.com/mqIalF2jSG
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ビジャレアルとの同国決戦を制してセミファイナルへ進出したヴァレンシア。次なる相手は強豪アーセナルだ。
今シーズンはシーズン開幕から10月末まで公式戦2勝10分2敗と勝ちきれない試合が重なり、状況が芳しくなかったが、マルセリーノを信じチームは後半怒涛の追い上げを見せている。
チャンピオンズリーグのグループステージ3位に終わったものの、そのチャンスを無下にはせずにここまで来た。
そんなチームの低迷を救ったのは、パレホであると私は考える。
パレホの中盤での支配力と効率的な攻撃参加でヴァレンシアに勢いづけた張本人と言ってもいいだろう。
今シーズンラリーガではミッドフィルダーながら8ゴール5アシストとチームの原動力になっている。
さらに、コクランとガブリエルはかつてアーセナルに所属した過去がある。
当時のアーセナルの中でもこの2人はファイティングスピリットが旺盛で、皮肉なことに彼らの放出以降アーセナルにはファイティングスピリットを兼ね備えたプレーヤーは激減してしまった。
この試合コクランとガブリエルは普段以上の闘争心でアーセナルに恩返しすることになるだろう。
両チームの対戦成績は
こちらの対戦カードも初となる。
両チーム共に過去にチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに出場をしているにも関わらず、1度も対戦していなかったことにかなり驚きである。
アーセナルはヨーロッパリーグも当然重要だが、3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場が見え始めているためリーグ戦も負けられない試合が続いている。
対してヴァレンシアはラリーガの日程を加味してもアーセナル戦に照準を合わせやすいスケジュールとなっているので若干有利か。
リーグ戦のデータではあるが、アーセナルは「ホームで強くアウェイで勝てない」のに対してヴァレンシアは「アウェイで善戦するが、ホームで引き分けが多い」というのが特徴的だ。
ファーストレグはエミレーツ。恐らくこの試合の結果で両者の明暗が分かれると言っても過言ではない。