新天地に注目集まる
イングランド代表指揮官としてのアーセン・ヴェンゲルが誕生するかもしれない。仏『France Football』の著名ジャーナリスト、ユリアン・ローレンス氏はそのように予言した。
先日、長年にわたり指揮を執ってきたアーセナルから今季限りで勇退することを発表したヴェンゲル。美しきパスサッカーを愛してやまない68歳の名将にはパリ・サンジェルマンを含む多くのクラブが招聘を画策中だと囁かれているが、ローレンス氏は仏のサッカー番組『Euro League Football Show』にて次のような見解を示している。
「私はヴェンゲルが今後、アーセナル以外のクラブを指揮するとは思えない。聞いたところによれば、代表チームがヴェンゲルの興味を引いているようだ。有望なプロジェクトを掲げた強豪国であれば、彼にイエスと言わせることは可能だろうね」
続けてローレンス氏は具体的な就任先についても言及した。
「それがフランス代表かって? そうかもしれないね。十分あり得るよ。でも、(現仏代表監督の)ディディエ・デシャンとフランスは少なくともあと2年は契約が残っているから、私はイングランド代表監督になると思う。ヴェンゲルはいつの日かイングランドを率いることをずっと熱望してきたんだ」
22年間にわたってイングランドの名門ガナーズと命運を共にし、優秀な同国プレイヤーを数多く輩出してきたヴェンゲルだけに、“スリーライオンズ”を手なづける手法は十分知り尽くしているだろう。果たして彼の決断やいかに。
The boss has issued the following statement:
“After reaching agreement about my departure, I was happy for the club to decide when to announce. I wish to make it clear the timing of the announcement was right.” pic.twitter.com/cN3inDnbn0
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年4月25日