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ロシアから日本代表を目指す。スパルタク・モスクワ篠塚一平選手インタビュー

蹴球ふつつか

2016/03/31 20:00

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U-18ロシア代表に選出され、スパルタク・モスクワⅡでプレーする選手を紹介させて頂きます。

篠塚一平選手は、ロシア人の母親と日本人の父親から生まれたハーフ選手です。彼はロシアで著名な育成の名門チェルターノバ・モスクワで飛躍的な活躍を果たし、ロシアの強豪スパルタクモスクワの契約を勝ち取りました。さらに、U-18ロシア代表に選出され、ロシアで大きな期待を受けています。今回、篠塚一平選手にロシアでの経験と二つの代表の想いを取材させて頂きました。

Ippeyさん(@isinozy)が投稿した写真 – 2015 7月 29 11:06午前 PDT

苦節の日本時代と飛躍のロシア時代

篠塚選手は、日本にいた時は中央学院高校でプレーをなさっていました。その頃はサッカーとどのように向き合っていましたか。日本でのエピソードをお聞かせください。

中学生時代はジュニアユースのカナリーニョFCでプレーしていました。カナリーニョではドリブル中心のサッカーをしていて、同じスタイルの中央学院高校へ進学しました。そこで、ドリブルなどの個人技術を磨きましたね。中央学院の頃は朝6時に学校でサッカーをして、夜の22時までボールを蹴ったりとサッカー三昧な日々を過ごしていました。だけど、日本にいた頃は周囲にはあまり期待はされていませんでしたね。あまり、上手くはなかったと思います(笑)それでも、プロを目指していたので毎日必死に練習をしていました。

高校生時代に東日本大震災を経験し、避難した先がお母様の祖国ロシアでした。そして、ロシアでは飛躍的な活躍をなさっています。ロシアではどのような経験をしましたか。

ロシアへ渡った後にチェルターノバというアカデミーのテストに合格しました。チェルターノバでは、コーチから手取り足取り丁寧な指導を受けたお陰でフィジカルや技術が飛躍的に伸びました。僕は最初の3ヶ月を練習生として参加し、あまり試合には出れませんでした。だけど、コーチから丁寧な指導を受けながら必死に頑張ったので、チェルターノバへ入団することが出来ました。その後、僕が入ったことで落ちてしまったユース生もいますから、その人達の分まで必死に練習しました。そして、チェルターノバでの活躍が評価されて、スパルタク・モスクワ(以降スパルタク)と契約することが出来ました。チェルターノバで得た経験は、スパルタクユース在籍時にクラブユース全国大会で、最優秀MF賞を獲ることが出来ました。チェルターノバでの経験は非常に大きかったです。

篠塚一平選手2チェルターノバ時代。右が篠塚選手by footballtop.ru

篠崎選手はロシアと日本で2カ国のサッカーを経験しました。篠崎選手が感じたロシアと日本のサッカーの違いはありますか。

僕はあまり日本のサッカーには詳しくないんですけど、ロシアで感じたことはスピードやフィジカルが違いましたね。特にゴールキーパーは大きくて速く、PK練習でもゴールを決めることが難しかったですね。だけど、技術においては日本のほうが優れていますね。僕は小さかったので、技術やスピードで勝負することを心がけました。僕は中盤の上(攻撃的なポジション)は殆どプレー出来ます。例えば、ウィングポジションだとロシアで求められることは、一対一の場面でスピードで抜け切って、チャンスメイクをします。日本の場合、それ程スピードは求められない感じがしましたけど、ロシアの場合は一対一の場面でスピードで抜け切ることが重要だと考えられています。僕はその点を意識して、ウィングをやっていますね。

Ippeyさん(@isinozy)が投稿した写真 – 2015 8月 28 1:17午後 PDT

スパルタク・モスクワで活躍する篠崎選手

二つの代表に熱き想い

篠塚選手はチェルターノバやスパルタクで結果を残し、2013年1月11日にU-18ロシア代表として試合に出場しました。代表で戦った経験や感じたことを教えてください。

チェルターノバ時代から代表の候補選手には入っていました。そして、スパルタク入団後にユース全国大会で結果を出したので、U-18ロシア代表から招集がかかりました。出場したグラナトキンカップでは、ウクライナ戦で20分しか出れませんでしたけど、ロシアのユニフォームに袖を通した時は凄く感動しましたね。たった、20分しか出れませんでしたが、レベルの高い舞台でサッカーが出来たことは非常に大きな経験だったと思います。

篠塚一平選手4U-18ロシア代表に招集された篠塚選手。3列目左から2番目by sovsport.ru

篠塚選手は既にU-18ロシア代表を経験されていますが、A代表では日本代表とロシア代表を選択する権利があります。双方の代表に対する想いを教えてください。そして、どちらのユニフォームに袖を通したいですか。

僕は日本代表を目指しています。母はロシア人ですし、U-18代表でロシアのユニホームを着ましたが、僕自身の心は日本人だと考えています。日本代表のサポーターは温かくて、素晴らしい応援をする印象があります。ロシアのサポーターも熱くて激しいので好きですけど、日本のサポーターさん達と一緒に戦いたい気持ちが大きいですね。そして、2018年ロシアワールドカップではお世話になったロシアの皆様に成長した姿を見せたいです。青いユニフォームを着て、ロシアの地で戦うことが僕の最大の目標です。

憧れの選手と未来への挑戦

以前、ロシアのテレビ番組でCSKAモスクワ在籍時代の本田圭祐選手と共演なされました。本田選手とのエピソードを教えてください。

僕の伯母さんがテレビ局で働いていまして、ロシアのサッカー番組を製作していました。そして、スパルタクに僕が在籍しているから、僕とCSKAモスクワの本田圭祐選手(現ACミラン在籍)をテレビの企画で対面させる流れになりました。そこで、僕は本田選手が所属していたライバルチームのCSKAが好きと答えたりして、スパルタクのサポーターから大目玉を食らいましたね(苦笑)本田選手とはカメラの前だったので、あまり話すことはありませんでしたね。カメラに映らない場面で、本田選手とは少し会話しましたよ。本田さんからは何故ロシアに来たのか?とか聞かれたと思います。少ない時間ながら色々と話せました。短い時間でしたけど、本田選手のような素晴らしい選手と対面出来たことは良い経験だったと思います。

篠塚一平選手5本田圭祐選手と対面する篠塚選手

篠塚選手はテクニカルなドリブルとスピードが乗った攻撃参加を得意としています。篠塚選手が目標とする選手はいますか。

ブラジル代表のネイマールですね。とても上手くてパスも精確だし、速くて決め切る。僕のプレースタイルはドリブルからチャンスメイクしたり、トップ下ならサイドにボールを散らしてゲームメイクをするプレーをしています。ネイマールは憧れですけど、お手本にして色んなことを吸収していきたいです。

最後に篠塚選手の今後の展望をお聞かせください。

僕は目先のことで精一杯ですね(苦笑)ただ、僕は最近試合に出れていませんので、今後のことを真剣に考えています。スパルタクの契約も1年残っていますので、スパルタクで経験を積むことを考えています。しかし、未来は誰にも分かりませんから、今を今後に繋げられるようにしたいです。僕は目先のサッカーを真剣に向き合うことが大事だと考えています。僕は現状に満足していませんので、プロとして活躍出来るようにサッカーをプレーし続けます。

篠塚選手、ありがとうございました。今後、ロシアワールドカップにて日本代表としてご活躍なさることを期待しております。

選手紹介

篠塚一平選手6
篠塚一平

1995年3月20日生まれ
身長176㎝、体重65kg
選手経歴
小学校時代 サッカー少年団「隼」
中学生時代 カナリーニョFC
2010〜2011年 中央学院高校
2011〜2012年 アカデミア・チェルターノバ・モスクワ 25試合12得点
2013年〜    スパルタク・モスクワⅡ 32試合2得点
※親善試合でトップチームに出場

代表経歴

2013年 U-18ロシア代表 1試合出場

篠塚一平選手のTwitter@tygaippey

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