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総括!AFCアジアカップ2019!アジアと日本サッカーが世界を驚かせる日は近い!

Dr.Wildcat

2019/02/03 09:00

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7試合でみた日本代表の明暗

冒頭でも触れたように、我らがサムライブルーは残念ながらあと1歩で優勝を逃すこととなった。
森保監督就任以来、11戦負け無しで駆け抜けてきた若き日本代表はある種最も重要な場面で敗戦してしまったことになったわけだが、大会を通じて不安定ながらも成長を続けた代表チームであった印象を受けた。

下馬評の低さを跳ね返す大躍進を遂げたロシアワールドカップ以来約半年強ぶりの公式戦となったが、森保ジャパンはワールドカップ当時の主力を大きく世代交代させ、ロンドン、リオデジャネイロ、そして東京オリンピック世代が中心となるメンバー構成が定着していた。

大会前に新世代の10番である中島翔哉とボランチの守田英正が負傷離脱し早速出鼻をくじかれたが、クラブワールドカップでも躍進しUAEで活躍する塩谷司とロシアワールドカップのMVP乾貴士を追加招集し、大幅に戦力を落とすことなく本大会に臨むことができた。
初戦のトルクメニスタン戦では不安定な守備の中で思わぬスーパーゴールを決められたが、今大会で名実ともにエースの座に納まった大迫勇也の2得点で辛くも勝利。

イマイチピリッとしなかったオマーン戦を乗り越え、ウズベキスタン戦ではリザーブメンバーでスタメンを固め大幅なターンオーバーを行い、しっかりとレギュラーを休ませるなど内容はともあれ戦い方に誤りはなかったグループリーグであったといえよう。

その後ノックアウトステージに進みベスト16では難敵サウジアラビアを迎え、驚異的な支配率を相手に譲りながらも、日本の未来を象徴するセンターバックである冨安健洋のヘディングシュートが決勝点となり辛勝。本当に大丈夫かと思いながらもしっかりとベスト8にコマを進めた日本代表の戦いぶりはは見事であった。

続くベトナム戦では、実力差がありながらも攻めあぐねVARによる判定が功を奏した形となりPKのみの得点で辛勝。続くイラン戦でこの日本代表がどんな試合を見せるのか?全く以て想像が難しくなる試合が続いていた。

そしてやってきたイラン戦。事実上の決勝戦とも謳われたこの試合が森保ジャパン今大会のベストゲームになるとは思わなかった。イランの最前線には24歳の若きストライカーであるアズムン、2017〜18シーズンのオランダ1部エールディヴィジの得点王ジャハンバフシュなど同国史上最強と名高い攻撃陣が敷かれるフォーメーション。苦戦予想は当たり前の状況であった。
ただ、蓋を開けてみると集中力が切れない守備陣に苛立つイラン代表。目を疑うレベルの守備ミスから南野拓実と大迫勇也が切り崩し先制。その後はPK奪取と原口元気が後半アディショナルタイムにトドメの一撃を叩き込み、アジアNo1のイランを撃破。下馬評を覆す圧巻の勝利であった。

この準決勝があったからこそ決勝のカタール戦には前半を終えて大いなる違和感を感じた。ラッキーパンチともいうべきオーバーヘッドでの先制点献上、初戦のトルクメニスタン戦でも指摘を受けた詰めの甘さによる2点目。前半終了時点で2点を献上してしまっている時点でかなりのアドバンテージを与えてしまっていた。

アジアカップの戦い方は一つ世界レベルでの試合と大きく異なる点がある。日本の対戦国は往々にして実力において日本に劣る部分があるため、徹底的に相手国はゴール前の守備を固めてカウンターを狙うのである。これは逆に日本がワールドカップなどの舞台で強豪国相手に見せてきた戦術であるため、大会によって立場が変わっているものと思って頂ければよい。このカタール戦においては見事にこれを食らったのである。

日本代表の最終的な総括を行うとすれば、まだまだ成長途上である若いA代表が出した結果としては及第点だったのではないだろうか。批判をするレベルでの惨敗もなく、メンバーもトップクラスでの国際舞台の経験が薄い若手が多い中でワールドカップを知るベテランが中堅若手をしっかりとベンチから盛り上げ、NHKの解説を務めた山本昌邦氏が日本人スタッフのみでこの大会をここまで勝ち残れたことを評価されていた。選手もスタッフも先のワールドカップでのベルギー戦に加えて今後に活かせる教材を手にした。タイトルこそ逃したが収穫は十分にあった。

ワールドカップ2022カタール大会までの道のりはまだまだ長く、直近ではコパ・アメリカ(南米選手権)への招待参加も決まっておりこれからの3年半で多くの選手が経験を積み新たな若武者もJリーグから海外の大海原へ飛び出している。確実に日本サッカーが前を向いている中で森保ジャパンの未来へ大きな期待を込めてエールを送りたい。

最後にこの大会を通じて筆者が嬉しかったことは、少し前述したようにアジアのサッカーが確実に底上げされていることであった。AFCが管轄するアジア地域は国の数こそ多けれど、日本含めて世界基準ではサッカー後進国であることは明白である。そんなアジアでワールドカップにようやくたどり着いたのはこの20年でごく一握りの国。日本サッカーだけでなく、アジアのレベルが上がることはワールドカップへコマを進めることの難易度も上がるわけであるがそれは日本にとってもプラスになることである。

次はコパ・アメリカ。南米の胸を借りるなんてことは言わず飲み込んでやるくらいの気概を日本代表とカタールに期待して総括を終える。

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