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ジェフユナイテッド市原・千葉 クラブ史上初『2017 J・なでしこWヘッダー』現地レポート

勝村大輔

2017/06/19 08:17

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NEWS

6月10日(土)フクダ電子アリーナにて、ジェフユナイテッド市原・千葉、クラブ史上初の男女W開催が行なわれた。

□明治安田生命 J2リーグ 第18節 ジェフ千葉vsアビスパ福岡(13:00 kick of)
□プレナス なでしこリーグカップ Aグループ 第3節 ジェフ千葉Lvs長野パルセイロL(17:00kick of)

トップチームとレディースチームの間に、ジェフOBの坂本將貴氏と深井正樹氏を迎え、「伝説の試合」を振り返るトークショーが行われるなど、ファン・サポーターが丸一日”ジェフ”を満喫できるイベントとなった。

この日の来場者は、アピスパ福岡戦(10497人)AC長野パルセイロL戦(2181人)一定の成果があったといってもいいだろう。

ジェフ千葉レディースを救え!

この日のイベントの主旨を知ったのは、先日行ったジェフ千葉L、三上尚子監督のインタビュー『ジェフ愛を継いで。勝敗を越えた感動を与え続けるために。』まで遡る。

近年、日本における女子サッカー界は観客動員減に喘いでいる。2011年FIFA女子ワールドカップで、なでしこジャパンが初の世界制覇を成し遂げた歓喜はさほど古い話ではない。

ワールドカップ優勝の歓喜は、女子サッカー人気を一気に引き上げることになる。ワールドカップ後に行われたなでしこリーグの大一番、INAC神戸レオネッサvs岡山湯郷Belleの試合に駆けつけた観客は21236人にまで膨れ上がり、同年の9月23日、INAC神戸レオネッサを迎えたフクダ電子アリーナは9274人の観客動員を記録した。

女子サッカー最盛期から6年目を迎えた今シーズン、これまで公式戦7試合を終えて、平均観客動員数は661人にとどまっている。一過性のブームに捉われる必要はない。しかし、女子サッカー人気が伸び悩んでいる事実に疑いの余地はない。「人気上昇のきっかけになればいい。」三上監督はこう語っていた。

一方のトップチームは、昨シーズンの観客動員は平均10292人。リーグ全体では中位をキープし、J2勢の中では上位に位置している。ところが、順位に目を移してみると、同年の最終順位は11位(全22チーム)と中位にとどまっている。対戦相手の人気に委ねることなく着実に動員を継続するジェフ千葉は、現時点では決して優勝争いを演じるような強豪チームとは言い難い。しかし、ファン・サポーターと共に紡ぎ上げてきた歴史を感じることができる。

なぜレディースの観客動員が伸びないのか。その理由は、去りゆくブームの喪失感でもなければ、競技力の問題でもない。「男子と比べて女子はスケールダウンしているというのは固定観念」そう語るジェフ広報の前田氏言葉通り、情報不足が一因と考えられる。

ジェフ千葉Lは、この日に向けて数々の企画を用意していた。『ジェフレディース推しメン総選挙』と題して、選手の人気投票をきっかけに選手の顔と名前を覚えて欲しい。そして『ジェフレディース選手出身地ご招待~生み育ててくれた地に感謝~』という企画を用いることで、同郷の選手に親しみを感じて欲しいという意図が窺い知れる。更にジェフィーヌ(女性サポーター)を対象にフェイスペイントやヘアーアレンジ、ネイルを施して差し上げるサービスを企画するなど「まずは観て欲しい。」「そして楽しんで欲しい。」「勝敗を越えた感動を味わって欲しい。」『2017 J・なでしこWヘッダー』の裏側には並々ならぬ思いがあった。

関係者の想いが伝播するかのように、この日のジェフ千葉Lは、難敵AC長野パルセイロL相手に見事な逆転劇で観客を沸かせた。そして選手たちの笑顔が眩しかった。この日の歓喜を目撃した観客は、再びスタジアムに訪れることだろう。

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ライター勝村大輔氏のサイトでは本記事の取材後記をご覧いただけます。
実際にピッチで取材をされた方ならではの言葉もあり、今後のスタジアム運営のヒントになるかも知れません。

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