近年、好調な中国経済によるビックマネーを背景に国を挙げて成長している中国のプロサッカーリーグ。
各チームが続々と大物外国人選手が獲得する事で世界的にも有名になっています。
中でも広州恒大はいち早く大物選手を獲得して成功を収めました。そんな広州恒大はどんなチームなのか調べてみました。
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中国サッカーのビッククラブ
広州恒大蹴球倶楽部は、中国・広東省広東市をホームとするプロサッカークラブで中国スーパーリーグに所属しています。
2010年に不動産会社「恒大集団」がチームを買収すると、オーナーが惜しげもなくクラブに資金を投入した事で改革が始まりました。
当時は八百長問題で2部にいたチームは、獲得した選手の活躍により1部リーグに昇格すると、2011年には中国スーパーリーグ初優勝。
以降、4年連続で中国スーパーリーグを優勝するなど圧倒的な資金力をバックに次々とビックネームを獲得しています。
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世界の名将も中国へ
広州恒大は2012年にドイツW杯でイタリアを優勝に導いた名将「マルチェロ・リッピ」を監督に招くとドルトムントで活躍したパラグアイ代表ルーカス・バリオスを補強しました。
リッピ監督の手腕と補強選手の活躍により中国スーパーリーグやACL(アジアチャンピオンズリーグ)でもチームはチャンピオンに輝きました。
2014年にはリッピ監督の後任として元イタリア代表のカンナバーロが監督に就任するとイタリア代表経験もあるディアマンティやジラルディーノを獲得。
ブラジル期待の若手と言われるリカルド・グラールを中国リーグ史上最高額の移籍金となる1500万ユーロ(約21億円)で獲得するなど海外のビックネームを”爆買い”しています。
ブラジル前監督が広州恒大監督に就任
広州恒大は先日、ブラジル代表ロビーニョを獲得しました。契約は半年ですが、多くの有名クラブを渡り歩いた選手の獲得は世界のサッカーファンを驚かせました。
またプレミアリーグ・トットナムから1400万ユーロ(約19億円)でブラジル代表のパウリーニョを獲得すると
前ブラジル代表監督でもある「ルイス・フェリペ・スコラーリ」の監督就任を発表するなど、ヨーロッパのビッククラブと同じレベルの補強をしています。
広州恒大の年間予算は100億円以上と言われ、Jリーグで最も予算のある浦和レッズの約54億円と比較しても予算規模がアジアレベルを超えている事が分かります。
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ビックネームのおかげで、広州恒大は中国スーパーリーグはもちろんACLでも毎年のようにアジアの強豪チームやJリーグのチームを倒して結果を出しています。
広州恒大を初めとする中国スーパーリーグの勢いに押され気味のJリーグですが、頑張って大物を獲得して欲しいですね。
SOURCE : Wikipedia