関東大学サッカーの強豪、流通経済大学2年生ながら鹿島アントラーズの特別指定選手となった小池裕太。高校生時代にアルビレックス新潟で2種登録した経験がある小池とは、どんな選手なのでしょうか。
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高校時代にユースからトップへ
栃木県出身の小池は、幼少時にサッカーを始め、小学生時代はFCスピリットに所属。中学時代は宇都宮チェルトFC(現FCアネーロ宇都宮)でトップ下を中心にプレー。中学卒業後は新潟県の開志学園JSC高等部へ入学し、アルビレックス新潟ユースに所属し、本格的に左DFとなり、新潟ユースの最高傑作とまで呼ばれるようになった逸材は遂に2013年、新潟2種登録選手として背番号32でトップチームにも昇格した経歴があります。
ユースからJリーガーへの夢が叶わず流経大へ
by 私的アルビ日記Ⅱ
しかし、ユースからトップ昇格を目指していた高校3年生時の夏に参加していたキャンプで突然の降格通告を受け、ユースからJリーガーという夢は叶わず、他のクラブからもオファーが届かなかった時に流通経済大学のコーチから声をかけられ同大に進学する決意を固めました。入学後はJFL所属で流経大のセカンドチームにあたる流通経済大ドラゴンズ龍ヶ崎に登録され、2015年のJFL第6節に左DFで初出場、初ゴールを決めて能力の高さをアピールし、その6日後に関東大学サッカーリーグ所属のトップチーム昇格を果たし、第4節の明大戦でリーグ戦デビューも飾りました。
関東大学サッカーリーグ新人賞
by SOCCER KING
リーグ戦のレギュラーに定着すると出場機会を増やして関東大学選抜Aチームにも選出され、新人賞を受賞。そしてデンソーカップの全日本大学選抜にも選出され、2016年春に鹿島アントラーズのキャンプにも参加。そして4月に特別指定選手として鹿島アントラーズに背番号38で登録され、5月の湘南ベルマーレ戦にスタメン出場し、Jデビューを果たしました。
育ててくれた新潟でJリーガーになる夢を持ちながら、170cmに満たない小柄だが状況判断の良さで、しっかりとプレーで表現する能力で、まだまだ成長しそうですね。