頼れるDFリーダー山口智が現役生活に別れを告げました。史上初の高校生Jリーガーとして、1996年にジェフユナイテッド市原でプロデビュー(当時の最年少記録)を飾り、以来20年に亘って現役生活を全うしました。J1通算448試合出場は歴代10位で、J2も含めると581試合を数えます。歴戦の選手生活をまとめてみました。
高校生Jリーガー
17歳の高校生山口智は1996年の京都パープルサンガ戦でプロデビューを果たしました。当時のJリーグ史上最年少ながら、市原在籍5年間で128試合に出場し5得点を記録、堂々たる結果を残し、2001年からガンバ大阪へと移籍しました。
タイトル獲得の立役者として
着実にステップアップする山口は、ガンバでも主力として活躍します。キャプテンを任されることも多く、多数のタイトル獲得にも貢献しました。2006年からは3年連続でJリーグベストイレブンに選出され、2006年、2009年には日本代表にも名を連ねました。
by ゲキサカ
2012年には古巣千葉へと移籍。J屈指の統率力、機を見ての得点感覚を武器に、J2の舞台でもチームを牽引しました。奮闘虚しく千葉をJ1へと導くことが出来なかったものの、J2 Most Exciting Player を受賞しています。
2015年には京都サンガへと移籍。プロ生活20年間で培った経験が評価され、在籍一年目にしてキャプテンを務めました。そしてJリーグ通算581試合出場、51得点という功績を残し今季限りでの現役引退に至りました。
by カルチョまとめブログ
指導者として
かつて、チーム状況が芳しくない時期に、「みんな悔しいだけで終わっても仕方ないと個人的には思います。残りのサッカー人生が短いと感じていますので」とコメントしたことがありました。類まれなキャプテンシー、ビルドアップ力を発揮し、幾度となく叱咤激励を繰り返してきた闘将の言葉として、秀逸な客観的視点が滲んでいました。
今後は幾多のタイトルを獲得したガンバ大坂でのコーチ就任が決定しています。現役生活で培った技術、洞察力を活かし、強豪ガンバ大阪の更なる躍進に寄与できるか、注目です!
プロフィール
山口智(やまぐち さとし)
1978年4月17日生まれ
ジェフユナイテッド市原→ガンバ大阪
→ジェフユナイテッド千葉→京都サンガF.C.